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2004年12月30日

とにかく今年も終わりである。
予定通りに日本代表はW杯アジア一次予選を通過し、アジアカップも取り、U-23代表と女子代表はオリンピックに出場し、ギリシャがびっくりのユーロを制覇し、チャンピオンズリーグもびっくりのポルトが獲ってしまうし、ボカは決勝でリベルタドーレス杯を逃すし、そのおかげか最後のTOYOTA CUPは客席がガラガラだたたり、ナビスコではFC東京が初めてカップを手にし、浦和はついにステージ制覇を果たし、それでもやっぱり横浜Fマリノスが最後はおいしいところを持って行き、川崎は2部では強すぎだし、そして湘南は…と、こう上げて見ると今年もピッチ上だけでもいろいろあったな、と思う。私にとっては今年も余り良い年では無かったのだが、来年は個人的にもサッカー的にもより有益な年であることを節に願う。イヤホント、マジで。





来年もスタジアムであいましょう。

そんな訳で今年も一年ご愛読ありがとうございます。そして来年もよろしくお願いします。
良いお年を。




2004年12月26日

私にとっては今年は天皇杯準決勝レッズ対ジュビロを以てスタジアムでの観戦は最後となる。個人的な都合から決勝は見に行けないため04'シーズンを締めくくる最後の試合ともなった。そういう意味においてなかなかの好ゲームを見ることが出来たのはラッキーだった。三都主をトップ下に置くというレッズの布陣にも驚いたが、ジュビロの突然の再生ぶりにも驚いた。浦和と磐田の間にチャンピオンシップでも感じた経験の差をここでも感じさせたのは偶然ではあるまい。但し来年はレッズも今年の経験を踏まえより強大なクラブにはなるだろうから05'シーズンが今から楽しみである。また西には是非来年のキーマンとして働いてもらいたい。それを大いに期待させる彼の活躍だったことも追記しておきたい。





Man of the yearはこの人たちです。

今回はここらで私の選んだサッカーニュースベスト5を書いてみたい。本当はベスト10としたいところなのだが、元来忘れっぽい性格なので10もニュースを書き出せないのでベスト5。と言う訳で重大な出来事が抜けているかも知れない&個人的なベスト5なので一般的な同企画とは違うモノも入っているのはご容赦を。

まずは5位
五輪代表、男女ともオリンピック出場するもメダルは夢に。

個人的にはオリンピックには過度の期待はしていないのでリーグ戦を邪魔するなら出場も止めてしまえ!とはチョッピリ思っています。同じ考えの輩は結構いたりするのですが、そのような方々も多くの人が女子代表の北朝鮮戦だけは魂を揺さぶられた、と証言しています。但しその日は私は平塚で湘南の試合観ていました…。

4位
湘南ベルマーレ、今年も10位

そんな魂を揺さぶられる試合を振ってまで駆けつける湘南ベルマーレ。今年も2部で10位。下から3番目。昨年の今時期はこれ以上悪い年は無いだろうと思っていたがありました(笑)。だから来年のことは敢えて触れない。頼むから昇格争いぐらいはして欲しいものです。あの天皇杯新潟戦での戦いぶりを忘れないで欲しい。

3位
浦和レッズ、リーグ戦シリーズ初優勝はなるが、結果何も頂点には立てず。

2ndレグを獲っただけで6万人のパレードというのも凄いが、その翌々日に天皇杯まで失うというのは何という皮肉。結果だけ見れば今年は最高の引き立て役でした。しかし今シーズンはそのドラマ性も含めリーグ制覇したマリノスよりレッズの年という形で記憶はされるには違いないでしょう。

2位
日本代表、アジアカップ2連覇

まあ、国力と投資している金を考えりゃ勝つのは当然な訳だが、やたらドラマチックな展開だったため、あっさりと勝った決勝戦は期待はずれという贅沢な意見もチラホラ。私は圧勝していた前回大会の方が好みなんですが。またこの大会で対中国意識が大きく変わってしまった人も多いのでは。そしてこのチームは中澤のチームなのではないかと認識し始めたのも個人的には印象深い。色々な意味で日本及び代表にとっては分岐点な大会だったのかも知れません。

そして1位
最後のチャンピオンシップでの激闘&岡田監督、凄すぎっ!

マリノスを2連覇に導いた手腕は並大抵では無い。特にあのチャンピオンシップでの戦い方には驚くしかなかった。あそこまで主体的に戦える集団を作る手腕には脱帽。2010年に向けては彼の再登場を期待したいところです。
またこの最後のチャンピオンシップでのレッズとマリノスの激突は次世代にも語り継がれる名勝負でした。互いの手駒の中で如何に自分のペースに相手を引き込むかというベンチーワークからそれを踏まえた上でのピッチの中のギリギリの緊張感が伴う高次元での戦い。そしてあの両スタジアムでの雰囲気。いやぁ、たまりませんでした!という訳でこれが今年の1位です。

…ちなみに番外としては日本代表ワールドカップアジア一次予選突破、というのもありますが、この結果は当たり前なので番外です。




2004年12月17日

2試合も無様な試合を観てしまった後では何を書いて良いのかも迷うところである。両試合とも少しは期待していただけに大いに不満なのは間違いない。(&もっと出来たハズと今でも思っている)天皇杯で浦和に大敗した湘南、親善試合でドイツに完敗した日本代表、どちらも見るも無惨な形で今シーズンを終える事となった。





ドイツのリベンジ?横浜国際競技場

天皇杯5回戦は方や草津がJリーグ王者である横浜を破るというビックニュースの陰で浦和は大方の予想通り湘南を下している。1点目はキーパーのミス、2点目は相手のシュート力、3点目は総合力の違いによってもたらされた点である。湘南のDF陣は急造と言える4バックで、J2相手でもおたおたしている印象なのに、日本最速を誇る浦和攻撃陣を前にしてはそのおたおた度もより上がるのは必然で、組織で守るというのはお題目にしか過ぎないような慌てふためいていた90分だった。攻撃陣に関しても点の入る予感など微塵も無く、結果90分を通じて分かった事は自力が違いすぎる、ということだけであった。

とここまで書いていて気づくのだが、この事は全て昨日の日本代表のドイツ戦にも当てはまる。スコアも0−3と同じで試合内容もレベルの差はあれ、両試合とも完敗という題字がふさわしいほどの負け方だった。

ドイツはブラジル人のようにトリッキーな動きで観客を唸らせるという訳では無いのだが、競り合いでの体の入れ方、パスの受け方、トラップしたボールの置き位置、視野確保の確実性、と基本の基本がプレッシャーの中でも非常に丁寧で実に巧い。何よりボールを取られないようにするにはどうしたら良いか、前を向くにはどうしたら良いか、ということをボールを受けた瞬間に判断し実現している。決して華麗なプレーなどはあまり無くても、基礎さえ出来ていればきちんとボールは繋がりゴール前まで運ぶことはたやすい、ということを身をもって教えてくれた。ドイツの強さの芯みたいなものが初めて分かった気がした。

また、「決して諦めないのがドイツ」とはよく言うが、これは試合全体を指してだけではなく、個々の局面においてもその精神は生かされているとも感じた。例えば、競り合いの時に相手に体を前に入れられても諦めずスグにその前に体を入れ代えそうと常にファイトしている様(しかもどの選手もが!)などはまさに”ゲルマン魂”だった。逆に日本の局面での戦いは非常に淡泊に写った。取られても取り返そうという意識が希薄なようにも感じた。”大和魂”はどこへいっていたのであろうか?

とにもかくにも、痛々しくて最後までTVを見ることが出来なかった天皇杯と、終了のホイッスルが鳴る前に席を立ちスタジアムを後にした親善試合の後には大きな虚脱感と不満だけが残ったのだった。私はフラフラになりながら2004シーズンを締めくくりそうである。




2004年12月11日

少し風邪気味、よってちょっとザッとしたチャンピオンシップレポート…。

経験の差、と言ってしまえば簡単なのだろうが、そのようなフレーズも含めて全てに於いて浦和の負けが明らかだった。チャンピオンシップ第2戦は、試合に勝っても年間王者になれなかったという浦和らしいと言えば浦和らしい結末だった。

とにかく横浜DF陣が1戦目と同じくレベルの高いクレバーな試合運びをこの試合でも行っていた。詳細は1戦目のレポートに譲るがとにかくあの早いレッズFW陣に対してラインを高く保ち続けるのは余程の自信と度胸が無ければ出来ない。その裏には綿密に分析した事前データがインプットされているのだろうが、まさに腰の引けていないDFだった。そしてカバーリングも素早く確実で中澤と松田の2枚看板はまさに壁だった。中澤のMVPは誰もが納得だろう。





Pride of URAWA

それに対しレッズは攻めが単調すぎた。ある意味力でねじ伏せて来ての2ndステージ制覇だったのだからそれを踏襲するのは至極真っ当だが、第1戦で全く通じなかったその戦法をこの第2戦でも続けてしまうのは工夫がない。それしかない、と言われればその通りなのだろうが、それにしても…、と試合中にもマリノスDF陣を突破出来ないエメや永井のプレーを見ながら何故こうも愚直なのかと不思議だった。確かに左にアレックスを置きサイドに張らせて中の間隔を開けさせようとした(のだろう)アイデアは良いが、マリノスに5バック気味に守られてそれさえも蓋をされた後の方向転換(もしくは更なる1手)が明確でなかったのが痛い。これは監督の采配問題でもあるが、選手の意識のレベルの問題でもあるとも考える。どうそこで工夫するかはピッチの選手が経過を見ながら意識して考えなければならない。いつも以上に単調で攻め急ぐ様はあの寓話ドンキホーテさえ思い起こさせた。確かにアレックスのFKは見事だったが、エメが全く仕事をさせてもらえなかった事をみても、”勝つ”ということに対してのマリノス選手のレベルと意識の高さは予想以上だった。またそれが一番足らなかったマリノスというクラブの選手にその意識を植え付けた岡田監督は見事である。優勝は順当だと思う。

それにしてもスタジアムの雰囲気は最高だった。同じようにサポーターをやっていてもいつもながらレッズサポーターは凄すぎ!と口語体でしか表せない程凄い。特にこの日の埼玉スタジアムはスタジアム中から戦う意識が溢れていた。海外でリーグ戦を見たことが無いので何とも言えないが世界中何処へ出しても恥ずかしくない雰囲気だったと思う。そういう意味でチェアマンが試合後に”レッズが勝ったらMVPをサポーターにしようと真剣に考えた”というのは納得出来る。あんたらは凄い。でも天皇杯は勘弁して下さい、ハイ。




2004年12月07日

日本サッカー協会は少しおかしいのでは無いか?
昨日のドイツ戦に向けた代表発表の諸報道を見てそう感じた。

この代表にはチャンピオンシップに出場しているため天皇杯5回戦を15日に戦う事になったマリノスとレッズの選手が選出された。ドイツ戦は翌16日である。実質的に選手はどちらかの試合出場を辞退せねばならない。

田島強化委員長は代表を優先してもらいたいと言う。川淵会長はクラブも分かってくれるはずという。確かにW杯最終予選を来年に控え強豪国を招いての強化試合にレギュラー格を無理してでも招集したい気持ちは分かる。だが、それで日本サッカー協会が主催する天皇杯に出場しないでこのドイツ戦を優先しろというのはおかしくは無いか?ドイツ戦はたかが親善試合なのである。

協会はこれら一連の発言で天皇杯の価値を下げてしまっている事に気づいていないのか。タダでさえ決勝ぐらいしかお客が入らないカップ戦である。それが協会自らカップ戦より親善試合と宣伝してしまっては更に選手もクラブも力は入れなくなり、サポーターも一般のお客さんもよりスタジアムに足など運ばなくなる。親善試合より価値の無い公式のカップ戦ならやらない方がマシである。これで何が”歴史ある天皇杯”だろうか?客集めの宣伝費などを一気に無駄にさせていることに気づいていない。

また、日本のクラブにはベストメンバー規約(第42条1項)というものが課されている。これは言うまでも無く、かつて福岡が降格を免れたいためにリーグ戦を優先しナビスコカップにレギュラーの大半を欠いて試合に臨んだ事に対して一騒動起こり、その結果Jリーグはベストメンバーにて望む旨を規約として(人数まで規定されている=第42条2項)盛り込み、各クラブはそれを遵守せねばならなくなったというものだ。この規約は無論天皇杯にも課せられる。

確かにJリーグとサッカー協会は別法人であるが、日本サッカー協会傘下にJリーグがあるのは自明の理。Jリーグがその意向をはね除ける訳が無い。その唯一無比の協会がクラブの公式試合で無く代表の親善試合にメンバーをよこせと言っているのは、天皇杯にベストメンバーで臨まなくても良いと言っているも同然では無いだろうか。確かに人数的には同規約はクリアしているのだろうが、この規約の元となった精神(=常にベストメンバーで臨まなければならない)を自らが否定しているも同然である。ぐどいようだがこのドイツ戦はただの”親善試合”なのである。

これでは各クラブはたまったものでは無い。協会の都合で規約の精神をないがしろにされては守ろうとしたしたものも守らなくなってしまう。自ら立てた馬鹿な規定(私は今でもベストメンバー規約をそう思っている)を自ら否定してしまうことなどは愚の骨頂である。

自分の顔に泥を塗っているとしか思えない日本サッカー協会の辻褄の合わない一連の言動には呆れてものも言えない。いつまでも代表優先では日本サッカーの根は成長などしない。




2004年12月06日

今年で最後となるサントリーチャンピオンシップ。その組み合わせは横浜対浦和という今後もビッグクラブとなるであろう両雄が激突するというファンにとっては堪らない一戦となった。12月とは思えない異常に暑い中、もちろん横浜国際競技場に足を運んだ。

私は戦前はどちらも様子見の耐えるつまらないサッカーになるかと想像していた。もしくは攻め込む浦和、それに耐え続ける横浜DF陣という展開。この想像は半分当たり半分外れた。予想と違ったのはマリノスDF陣が耐えるのでは無く浦和DF陣が耐える展開になったことである。





最後のチャンピオンシップin横浜

試合開始と共に横浜が積極的に攻め込む。それもロングボールを多用して。狙いはネネの代わりに出場した内舘の裏のスペース。そこに坂田や清水などが入り込みゴール前にクロスを上げようと狙いを定める。しかもこの攻撃を執拗に続けてやる。とにかくこの裏を相手DF陣に意識させることでDFラインを下げさせ攻撃陣との距離を空けさせて中盤の選手の前線への飛び出しをしにくい状況を作ってしまうのだ。

浦和が今年強くなったのは、昨年までの攻撃は前3人にお任せのサッカーでは無く、この中盤からのスピードに乗った飛び出しによる効果的なポジションレスサッカーにあり、これによりタダでさえ早くて捕まえにくいFW陣がより補足出来なくなり相手DF陣を混乱させ、そのスペース(空き)に入りこんでシュートまで持って行けるようになったからである。だからこそマリノス側ははこの前線と後ろを分断(昨年同様のレッズにさせてしまうこと)さえ出来れば例え3トップでも横浜の強力DF陣を持てば耐えきれることは可能だと踏んだのだろう。そして浦和はまんまとその策にはまり、横浜の完勝とも言える内容だった。

またこの横浜DF陣の出来が素晴らしかった。いくら相手のDF陣を下げさせ、その中盤を間延びさせても早いレッズFW陣を相手にあの高い位置でのフラットDFをやるなんざ余程の自信と練習とそして集中力が無ければ出来ない。特にこの集中力の持続が難しいと思えるのだが(たった一度でもへまをやらかせばあとはその後ろのGKとの間には広大なスペースが口を広げて待っており、浦和の快足FW陣なら難なくゴール前まで持って行くことは可能だっただろう。)、それをマリノスDF陣はやり通してしまったのだから恐れ入る。多くのチームが浦和相手に引き気味になってしまうのはまさにこのリスクを恐れるからであり、そのリスクを承知で90分間集中を切らさず、相手にオフサイドの山を築かせたマリノスDF陣はまさにこの日のMVP級。またラインDFばかりでなくここぞのピンチにはそのラインをブレークさせボールホルダーに体を寄せカバーリングに入るタイミングも絶妙で、90分間この3枚のDFを見ているだけでも楽しかった。(前半30分ぐらいのエメをオフサイドにかけたトラップなどは絶品でバックスタンドでその瞬間を見ていた筆者は鳥肌が立ったぐらいだ)

また、中盤より前の各選手も守備意識の高く、そのボールの囲み方なども恐ろしいぐらいに連携が取れており、これもまた中盤の選手を前線に容易に上げさせない原因になっていた。岡田監督はたぶんFWの選手には得点よりも守備の意識を徹底させたのでは無いかと思わせるぐらいだった。 (もしかしたらFWに得点は期待していないのかもしれない)

攻撃陣にレギュラーを多く欠く中でこのような戦い方をチョイスしたその戦術眼、そしてそれを選手に植え付けるコーチとしての能力の高さ、岡田監督の手腕は恐るべしである。

さてこれに対しレッズはどう出るか?ブッフバルト監督とエンゲルスコーチの能力が最も問われる第2戦はレッズのホームである埼玉スタジアム。無論観客席はこの日の横浜国際以上に真っ赤にそまり、特異な雰囲気が漂うことだろう。その雰囲気の中果たしてマリノスはこの日のように冷静に頭脳的なプレーが90分間続けられるか?浦和はどんな対策を打ってくるのか?今からそのキックオフが待ち遠しくこの一週間は大いに楽しめそうである。




2004年12月4日

その開拓精神とサービス精神は大いに讃えたいが正直かなり辛かったJ's goalによる入れ替え戦インターネット生中継。テレビ中継が無いと知った時はがっかりし、この中継があると聞き喜んだものだが、さて、現状のネット環境で制限無しで公開した場合、回線とサーバーが持つのかいな、と不安に思ったものだった。案の定アクセス殺到のため繋がればラッキー、繋がっても動画にはほど遠い静止画(パラパラ漫画かよ)とぶつぎれの音声中継に耳を澄まして経過を探るという、何故か一昔前の入りの悪いラジオ中継のようで正直イライラさせられっぱなしの90分間だった。有料のサイトもあったのでそちらで見れば良かったのだろうが、試合途中で登録や解約が面倒だなと考え利用を躊躇した。でもまたやって下さい。中継が無いよりは遙かにありがたかったです、ハイ。>J's goalさん。

試合は私の予想とは反してアビスパの0−2という結果で終えたが、これで柏はかなり楽になっただろう。2試合を1試合と考えると前半を終わっての2−0というのと同じであり、この点差は危険なスコアではあるが、ホームで2試合目を出来るのは大きい。次の1点がこの戦いに大きな影響を与えるだろうが、果たして福岡に柏を相手に3−0の試合を出来るほどの力があろうかどうか…。

とは言え、福岡はここまで逆境を跳ね返してついに3位にまで上がって来たのだから柏としては油断は出来ない。逆にレイソルが今年の悪い癖である勝ちきれない癖がでるようであれば試合は予想もしない展開になるかも知れない。大いに楽しみである。そして何より次節は現場で見られるのが嬉しい。ネットのパラパラ漫画で推測しながら見るのも楽しいケド。



2004年11月29日

2004シーズンも昨日を持ってリーグ戦が終わった。いや正確にはまだチャンピオンシップもあるし、入れ替え戦もあるので終わったと言うには間違っているのだが、これらに参加しない大半のクラブにとっては昨日を持ってリーグ戦は終了したのだ。最高のシーズンを送れたクラブ、最悪だったクラブいろいろだが、週に一度の楽しみがこれで来春まで無くなるかと思うと寂しい限り。たぶん、いや間違いなく、柏と福岡と浦和と横浜Mのサポーターはまだ違うだろうが。





晩秋の平塚競技場でサポーターに挨拶する選手。

湘南の最終試合は水戸との対戦であった。思い起こせばリーグ開幕戦を笠松競技場で同クラブと戦い引き分けに終わったのが今シーズンのつまづきの一歩だった。あの時のアマラオの動きの重さをシーズン当初だからと甘く見ていたのが間違いだった。結局彼本来の動きは最終戦を待っても帰って来なかった。

この日の試合も前半は今年を象徴するような気迫の見えないプレーと凡ミスの連続でハーフタイムにはブーイングの嵐となるような始末。0−0で終えられたのは水戸の動きの鈍さと凡ミスに助けられたからだ。前半は加藤大志のサイドを何度もえぐられ、あれでクロスとフィニッシュさえ良ければ水戸リードでハーフタイムを向かえたであろう。

後半も湘南の動きは多少は改善されたがやはり”守って速攻”の割には上がりのスピードが遅すぎてチャンスを自らつぶしていた。しかし試合の流れは水戸の攻めの雑さもあり次第に拮抗し始め、そんな状態の中、佐野の判断の良いボール奪取と坂本のワンチャンスでの素晴らしいシュートにより湘南が先制点を上げる。

水戸の動きの鈍さは後半になっても相変わらずで、湘南のリードしながらもあたふたするという悪いパターンの時間帯も、自らの工夫の無い攻めとミス続きで崩しきれず、結局PKによる2点目を坂本が落ち着いて決め試合は湘南の勝ちで決まった。湘南にとっても来シーズンを期待させるほどの良い内容とはとても言えず、最後の最後で勝てたということが唯一の収穫といういささか寂しい終幕だった。

ベルマーレにとってはまだ天皇杯5回戦が残っているので完全にシーズンが終わってはいないのだが、あえてここで今年を総括すれば”空白の1年”としか言いようがないほど無為なシーズンだった。

相変わらずの得点力の無さ、”湘南の甘えん坊”と揶揄される精神力の弱さ、体力の無さ、これらは昨年来から言われ続けて来たものだが今年も全く解消されず、尚かつDFの中心だったチャカは衰えが見え始めあげくはレンタル移籍、それに代わる支柱にと期待された白井は怪我がちで試合出場も間々ならず、最後は間に合わせのDF陣で試合に臨むという散々な経過で選手層の厚さという意味での上積みは見られず、むしろチーム力としては落ちているのでは、と思わせた一年だった。そして監督もまたもやシーズン途中で替わり、その後も上昇機運は垣間見えず、今後を大いに不安にさせた。唯一良かったことががルーキーの村山が一年目からレギュラーと目処が立ちつつあるということと佐野裕哉が本来の輝きを取り戻しつつあることぐらいだろうか。

さてサポーターとしては来年が良い年であるようにと心から祈りたいが果たしてどうなるか。W杯予選に臨む代表も含めると期待より不安が大きい一年になりそうである。




2004年11月20日

浦和レッズサポーターの皆さん、優勝おめでとうございます。数年前、共に2部落ちしたもう片方のクラブは今でもその地位に甘んじていますが、あなた方のクラブは素晴らしい実行力とサポーターの力に寄って見事1年で一部に返り咲き、そして今期ステージ優勝という果実を手にしました。

思えば、山田や小野が平塚競技場でプレーをし、赤いサポーターが大挙押しかけて来たのが随分と昔のように感じてしまうほど今や私達とは違う世界にレッズはいるようです。少し皮肉を言わせていただければ、やはり金のあるところには勝てないなあ、というのが率直な気持ちでもあります。今年は多額の資金を使って素晴らしい補強を行なった事がこの優勝に繋がった一番の原因だとも思います。しかしそこには皆さんの素晴らしいサポートぶりが無くてはたぶんこの優勝は無かったとも思います。そういう意味でこれはサポーター一人一人が優勝したということなのです。例え負けての優勝でもその価値は全く色褪せる事はありません。今宵は大いに飲んで歌って下さい。そしてチャンピオンシップでは横浜マリノスと良い試合を演じて下さい。その後の天皇杯は僕らが頂きますが。

大宮アルディージャサポーターの皆さん、J1昇格おめでとうございます。何故か湘南とは相性が悪く、昨年まではドローばかりでしたが今年の大宮にはやられました。初戦こそ勝たして頂きましたがあとは全くと言うほど歯が立たない相手となっていました。これには若き知将三浦監督の再招聘が大きかったと言えます。以前彼を解任したときはなんてもったいない事を、と思いましたが今改めてその思いが正しかった事を確認出来、個人的にもうれしく思います。ちょっと観客が少なかったり、ゴール裏の住人数がいつも相手サポに負けていたり、やたらとタダ券配っていたり、大宮スタジアムは見やすいんだけどショボすぎたり、なんて事もありますが、J1に行けばきっとこれらの環境も大きく変わるでしょう。こんな日なのに私の友人の熱狂的大宮サポは会社行事のため熱海でボーリングなんぞやる羽目に陥っていたりしますが、それでもストライク取るより感動は比べモノにならないほどで感慨はひとしおだと言うことです。ちなみに3ゲームもやったそうです。ホント馬鹿だなあ。

これでJ1ではオレンジは3クラブとなりましたので来年はリアルオレンジを奪うべく頑張って下さい。そしてもし来年スグにJ2に落ちになっても湘南サポは暖かくあなた方を迎えるでしょう。いつかまたあなた方とは引き分けロードを楽しみたいと思います。

湘南サポーターの皆さん、今年も上記のような現象とはなーんも関係無くシーズンが終わろうとしています。いつになったら僕らはこんな現象の渦中にいられるようになるのでしょうか?折しも来年の年間チケットの更新案内なんぞが拙宅に届いていたりします。何も結果が出ないクラブに対し頭にきながらも、そんな案内が来るといそいそとそれに記入してしまう自分が可笑しくなったりしまいます。平日の夜しかも岡山での開催なのにせっせと天皇杯の5回戦へ行くための環境作りと準備を進めている自分に対しどうしてこんなになってしまったのかとフト疑問に思ったりもします。

しかし例え歓喜の日が遠くとも週一で愛すべきクラブの試合が観られる幸福は理屈では言えないほどの何物にも代え難いモノなのです。空けない夜はないのです。だからいつかは「おめでとう」と他のクラブサポに言ってもらえる日まで頑張りましょう。まぁ僕らは”頑張る”というより”堪え忍ぶ”という感じかも知れませんがネ。




2004年11月14日

「ドラマ」を期待して方々には申し訳ないが新潟に勝ってしまった。天皇杯4回戦、湘南対新潟は湘南にとっては熱い熱い試合になった。

何故かベルマーレ、ここ数年天皇杯ではJ1チームに勝ってしまう。一昨年のFC東京戦、昨年の浦和戦、そして今年の新潟戦とこれで3年連続なのだからこうも偶然が重ねると恐ろしいものだ。この力をリーグ戦で発揮してくれれば…という無いモノねだりの思いを抱くのも毎年のお約束になった。

試合はやはりミッドウイークの新潟対柏戦観戦時にも書いたように新潟の中盤での今一歩が遅く、時間が経つに連れ湘南の支配力が目立つ展開となる。確かに先般の試合に比べ、出だしは新潟も余程これまでの入りの悪さを意識したのか球離れや寄せも早く、”さすがJ1”とJ2サポーターどもを唸らせたのだが、1点を取ってからは何故だか勢いが無くなり、湘南の最近数試合見られるアグレッシブなチェックにタジタジとなってくる。そして前半終了間際に柿本が放ったヘディングの跳ね返りを佐野に押し込まれてしまい同点とされるという新潟にとっては最悪の展開でハーフタイムとなる。

後半に入ってからも湘南攻勢の攻勢は続き、やがてこの日2点目となる佐野の見事な(まさに見事。さすが天才と呼ばれただけはある)振り向きざまのシュートが決まり、湘南が勝ち越す。

しかしここが今の湘南の悲しいところなのだがDF陣が踏ん張りきれずにカウンター気味に攻められミドルを決められすぐさま同点にされる。現湘南DF陣は全員が本職では無いという急造(怪我人続出のため)に近い状態のためペナルティエリア付近ではとても4バックだけでは守りきれる雰囲気なぞ無く(バックでパスを回しているときなぞ本人達はともかく見ている方としてはヒヤヒヤもの)、そのためボランチはおろか両MFも下がって守備に回るので、人数多すぎなだけのバタバタとした対応になり、ツメの甘さから簡単にシュートまで持っていかれてしまうのである。

ただこの日の湘南は天皇杯仕様(笑)のためやたらと粘る。同点にされても尚もペースを離さずやがて坂本のインサイド(だと思う)にかけたミドルが決まり再度新潟を突き放した。このシュートが決まった時は我々もいま何が目の前で起きたのか一瞬信じられず、喜ぶのを忘れ唖然としたほどだ。そのくらい最近では”あり得ない”素晴らしい攻めからの素晴らしいシュートだった。

やがて4分という高山(主審)マジックによる長すぎるロスタイムも含め終了間際の新潟の猛攻もしのぎ湘南は勝利した。世間的には「空気読め!」ってな感じだろうが、ともかく天皇杯では毎年普段以上の力が出てしまうので仕方ない。これで晴れて久々の5回戦進出である。

さてと、5回戦は何処に飛ばされるのか。相手は浦和に決まったようだがどうなるか。もう去年のように”鳥取行き”は無いだろうが遠方は勘弁して欲しいところである。まぁそんな事を祈れるのも勝ったから言えるのであって贅沢なんだが。




2004年11月11日

"がんばれ新潟"って訳では無いが急遽国立競技場に行って来た。本来新潟スタジアムで行うハズだった代替試合の新潟対柏を観戦しにである。

私がスタジアムに到着した時には既にキックオフされていたので三木谷氏の大旦那ぶりパフォーマンスなどは見ることが出来なかったのだが、スタンドには平日の夜ということもありスーツ姿のサラリーマンがかなり目立っており、それにオレンジや黄色のマフラーなんかを巻いたりしたりして皆さん決めていたのが色々な意味で印象深かった。でもスーツにタオルマフラーはどうかと思うゾ。ここは季節柄も含めニットマフラーがグッド。

スタジアムは1万1千人あまりの入場者数だったため空席は目立ったが、メインスタンドはそのバックスタンドの入りに対してはあり得ない程の混雑ぶり。前売りの場合はどこでも同料金だったため、普段は高くてなかなか座れない”あそこ”を選んだ人が多いんだろうな、と妙に納得。ちなみに私は当日売りのため一番安いゴール裏をチョイスしたのだが。





がんばろう新潟

試合は柏の気合いと圧力に押され続ける新潟という図で終始し、結果もその通りで終わった。新潟はモチベーションが保てないのか中盤での一歩が柏に比べ遅いのと同時に、前3人が押さえられると何も出来なくなってしまうという元々持っている弱点をさらけ出していた。世間の同情という渦に飲み込まれて全てが落ち着かない新潟に比べ、とにかく勝ち点を!という分かりやすいモチベーションの方向を持っている柏の凄みという対比がこの試合の結果を左右したとも言える。

という訳で新潟の自信は今最低レベルにある。今週末そのクラブと天皇杯をホームで戦う湘南サポーターとしてはこの傾向は望ましい。我々のモチベーションも分かりやすいハズだ。とにかく勝利が欲しい。何といっても上田監督になってからも大学相手にやっと勝った1勝だけなのだから。まっ、最大の問題はサポーターも含め既に今シーズンが終わったかのような平塚競技場の雰囲気なのだが。




2004年11月04日



青と赤、初めてのカップウイナー

まずはFC東京のサポーターに「おめでとう」と言いたい。

東京ガスの頃から知っている身としては何だか感慨深いものがある。ほんの数年前、天皇杯で平塚に前身の東京ガスという名前で来た頃は100人程度のゴール裏だった。それが昨日のあのゴール裏を見るとまさに隔世の感アリ。試合も予想とは違う展開だったが、0−0でも面白い試合があることを教えてくれた事も含め好ゲームだった。とにかくおめでとう。

ただ、それとは別にどうしても我慢ならないことがある。

それは、この予想とは違う展開を演出してしまったこの日の主審、吉田氏のジャーン退場にまつわるジャッジメントについてである。



あの開始早々のエメルソンへのタックルは現場で見ていてもダイビングの色が濃かった。但しプレー自体はファールを取られても仕方ないものでもあり、そこで笛を吹くのは正解だと思う。だがいきなりイエローカードの掲示というのはどうであろうか?あの場面は決定的な場面を阻止したとは言えず、またそれほど悪質とも思えないタックルに、試合開始直後という状態でカードを出すのは余程のことだ。アレにより今日は足下へのタックルは全てイエロー対象といっているようなものだ。まずは試合開始早々であることを考えても注意に留めるべきでは無かったか?

そして恐れていた2枚目のカード(これに対してもどうかとは思うが)によりジャーンの退場という結果にて試合が壊れてしまった。早い時間での2枚のカードがこの試合をコントロールするのに必要だったのか?そしてあの2枚のカードによりその後の試合をコントロール出来たと言えるのだろうか?

どうも彼も含め日本の審判はゲームをコントロールするのにカードによる魔力によってその権威を維持しようとしている傾向が強いように思える。逆に言えば、カードでしか試合をコントロール出来ないような審判が多いと感じてしまうのだ。これには教育者と言われる人達にありがちな権威主義的な雰囲気を感じ取るのと同様に、本来の審判の意味をはき違えているとしか思えないものも感じてしまう。

私は、審判というのはジャッジを下すのが仕事では無くゲームを問題なく円滑に進めるのが本来の仕事であると思っている。言うなればその試合のプロデューサーでもあり裏方でもあるのだ。そこには教育者面した権威主義は不必要である。海外の審判でもどうかと思われる審判も多いが、特に大事な試合で笛を吹くトップレフェリーにはこの辺りを心得てジャッジしている方が多く見受けられる。ところが、この国にはプロと名の付くレフェリーにもどうも私と意見が違う審判が多いようで、まるで自分の役目は警察官のようなものと信じ込み、法律に触れたか触れていないかのみを判断するのが仕事だと思っているようなスタンスでジャッジを取る審判が実に多い。時間帯やその場の流れを重んじずに「今のはイエロー相当のファールだからイエローね。はい君、シャツを脱いだからイエローね」みたいな機械的なジャッジメントが目立つのだ。そのルールが出来た本質よりもそこに書いてある文言にのみ従っているだけのレフェリングではとても”スペシャルレフェリー”などという肩書きを持つにはふさわしくはない。恥ずかしいだけだ。

このような、イエローカードにのみ権威を求め、試合を見ずしてファウルかどうかの判断のみする審判が多い限り日本サッカーはまだまだである。そういう意味で国内3大カップの一つをアノ程度の笛しか吹けない主審が務めてしまう日本サッカーはまだまだなのであろう。素晴らしいスタジアムの雰囲気だっただけにそれだけが残念だった。




2004年10月30日

私は決して新潟中部地震の被害を軽んじている訳ではない。が、台風のために同じように大変な被害にあった豊岡市周辺のニュースが一斉にマスメディアから語られなくなった事に大いに不信感を募らせている。また、それを不思議とも思わない雰囲気が逆に怖いとも思っている。

更に、新潟スタジアムでの試合延期は”さも当然”という雰囲気は良くわからない。しかも中止理由は余震の可能性からなのに、感情的な文脈(県民感情というやつ)からこれを当然と考える風潮は余りにウエットだとも思う。ならば同じ県内という理由で豊岡市を抱える兵庫県内の神戸も試合を自重すべきではないか、と言う論調は何故生まれてこないのだろうか?

湘南の新潟での天皇杯4回戦が場所を代えて開催という報を受けて、以上がふと思った大いなる疑問である。ちなみに豊岡市も義援金を受け付けている。詳しくはこちらで。



2004年10月24日

柏スタジアムに崖っぷち対決を見に行くのは2回目である。一度目は2002年の対ガンバ戦、そして今回はセレッソと奇しくも2回とも大阪勢との争い。私はこういうせっぱ詰まった戦いにこそ面白い試合があると思っているので、今回もこの崖っぷち対決を、湘南の試合がアウエイという事もあり、高見の見物と洒落込んでみたのだ。

ただ、今回はそれだけが動機では無かった。もう一つの別の要素があった。我らがパラシオス、通称チャカのJ1での勇姿をこの目で見たいと思ったのだ。僕らが為し得なかった、彼のJ1での勇姿を見たいという願いはこんな形で叶えられてしまった。





黄色いチャカ。後ろ姿バージョン。

チャカが湘南にやってきたのは4年前。翌年にワールドカップ地元開催を控えたシーズンだった。それまでもなぜかブラジル以外の南米ルートの選手が多かった湘南なのだが、この年もコロンビアトリオという形で3人の新外国人が入って来た。そしてどのメンバーも元代表ということでシーズンを大いに期待させたものだった。

だが、結果的にこのシーズンは(そして翌年も翌々年も今年も…)最終的に昇格争いに絡む事もなく終わってしまった。だが、その中でのチャカの存在感だけは違った。

とにかくめっぽう人に強く、そしてポジショニングの良さが際だっていた。DFラインに上がる危険なボールはどんなものでも弾き返し、足の速いドリブラーには落ち着き払った対応で軽く止め、弱気になりがちなDF陣を覚えたての日本語で叱咤激励していた。まさにストッパーであり壁だった。札幌に来たてのエメルソン(現浦和)をまるで子ども扱いのようにあしらったり、集中力の無い同僚の茂庭(現FC東京)に「モニッ!オキロッ!」と怒鳴っていた頃が懐かしい。間違いなくJ1クラス、いや一人だけ世界クラスだった。

そんな彼のプレーを見て、そして練習場での人柄の良さに触れ、あっという間に多くの湘南サポーターが彼のファンになった。そして誰もが「何故彼のような選手がうちにいるのだろう?」と不思議に思いながらも、彼のJ1での活躍を見たい、だから彼のためにもJ1への昇格を!と願うようになった。

残念ながら、そんなチャカも既に35歳であり、去年・今年と怪我が多く、そのためか特に今年に入ってからはスピードの衰えが隠せなくなった。そしてご存じの通り湘南はまた今年も昇格はおろかその争いにも絡めなかった。そこに来たJ1柏からのオファーである。

もはや今年も昇格の望みも無く、本人も言っている通りあと1・2年で引退であろう世界級の選手をその最晩年までも湘南のようなJ2でも最下位を争うようなクラブに縛り付けるのは申し訳無い。噂されたJ1からのオファーをこれまでいくつも断り、常々このチームでJ1に上がりたいと言っていた彼がここで柏に行くことに対しサポーターは誰も責められない。むしろここまで湘南に縛り付けた事に対して申し訳ないぐらいに思っている。そして柏での活躍を祈ったのである。

柏スタジアムで見た彼はやはりスピードは衰えは隠せなかった。セレッソの大久保の一点はチャカの対応のまずさ(大久保の切り返しについていけなかった)からである。フィードもやはりいまいちだ。だが、その他はさすがであった。やはり競り合いでは負けない。相手FWと競ってのヘディングでは間違いなく勝つ。その際に大きなどよめきが起きるのも4年前の平塚競技場と同じだ。(今では当たり前なので湘南サポは誰も驚かない)大久保との戦いも2度目の競り合いでは一度抜かれながらもすぐに追いつき実にクレバーな対応でボールをカットしていた。チャカはJ1でも十分凄い。見たかこれがチャカだ!私はまるで自分の事のように周りの観客にそう言いたかった。だが、出来れば”湘南の”という冠がついた彼をこのJ1という舞台で他サポーターに見せつけたかった。きっと彼もそう思っているだろう。でも我々は来年もまたJ2だ。青と緑のユニフォームを着てJ1の舞台を踏むという彼とそしてサポーターの夢は叶わなかった。

しかしこうしてJ1で活躍するチャカを見ると何だか嬉しかった。何だが湘南がJ1で戦っているようにも思えた。最初は違和感のあった黄色いユニフォームもなかなか似合っているようにも見えてきた。でも彼にはやはり青いユニフォームの方が似合うと思うケド。

だから柏レイソルよ、何としても1部に残れ。湘南の宝を渡したのだから。陳腐な掛け言葉だけど死ぬ気でがんばれ。

そして… shaka! vamos!




2004年10月14日

久々に日本代表の試合をドキドキしながら楽しまさせてくれたドイツワールドカップアジア一次予選の対オマーン戦だった。

アジア最終予選への一枚の切符を賭けて戦う一次予選の試合は、この”一枚の切符”というところがドキドキ感の源であり、プラスこの代表の”決まり事の危うさ”がそれに拍車をかけていた。

ところが終わってみればという注釈つきだが、まさに絵に描いたようなアウエイの戦い方で格の違いを見せつけつつ勝ってしまった。確かに押し込まれる場面も多く見られたが、 そこここに漂う”大人の試合運び”(by 宮本)感覚で、少ないチャンスをものにし、相手の攻撃を難なくいなすところなどは、まるでヨーロッパの強豪国が格下相手と試合を行うときに良く見られる光景だった。アジアレベルとはいえこのような試合運びが出来るようになっているとは、この一年を通じてこのチームのまさに大きな成果であり収穫であろう。

この試合で特に良かったと思える選手は中村と中澤。中村は従来のセンスと正確性に加え、フィジカルコンタクトにも強くなり守備にも貢献しており、この辺りはイタリアで揉まれている成果であろうか。何より試合を読む老獪さもオーラとして発揮し始めており、既に”俊ちゃん”では無くなった。

中澤に関しては、彼をここ数試合の活躍ぶりを見ていると日本にもようやく壁と呼ばれるDFが出現したかと大いに喜ばしい存在なのである。

これまでの日本代表のDFと言えばその”読み”で身体能力の無さをカバーしているような選手が多かったが、中澤は”来たボールは全てはじき返す壁のような”と比喩される屈強なDFに成長し、我々は多くの強国が持ちうる最後の砦のような選手を手に入れることが出来たのだ。(あの井原も読みの良さと駆け引きは抜群だったが、”最後の砦”のようなタイプの選手では無かった)私は常々日本サッカーを今後更に強化するにはフォワードの育成より強力なセンターバックの養成だと思っているので、彼のようなDFの出現は何とも嬉しいのだ。

Jリーグも彼のような屈強なDFを多く養成&輸入すれば、自然とそれに対抗すべく素晴らしいストライカーも出現&成長するだろう。それにより日本サッカーのレベルも自然と高くなるに違いない。とにかく彼の”ボンバーヘッド”には大いに安心させられたし今後にも期待が持てる。

さて、なんだかんだ言ってもトータルで考えれば一次予選は一試合を残して突破することが出来た。次戦のシンガポール戦のチケットが、私が投じた私財ほどの価値が無くなった事など取るに足らないことではあるが、是非この試合を大いに強化のために活用して欲しい。出来ればリーグ戦の最終盤であることを考え合わせると、優勝にも降格にも関わらないクラブ辺りの選手を集め、代表のユニフォームを着せるというのも悪くない。ジーコが何かしらアイデアを持っているらしいが果たして?




2004年10月10日

少し昔ならこの日は「体育の日」で、確か晴れが異常に多いという特異日だったはずなのだが、その祝日設定日の変更にお天道様がへそを曲げたのか、関東地方南部の今年の10日は秋雨模様となった。そして祝日と同様に今年から日程が変更になった天皇杯もこの日が3回戦で、いよいよJ2勢の出番と相成った訳である。

昨年までなら我々にとって天皇杯初戦がある頃はレギュラーシーズンも終わり、肌寒い12月の風に吹かれるせいもあって何かもの悲しい気分にさせてくれる風物詩的なものだったのだが、今年も時期は違えど前述の通りの雨模様と試合内容のしょぼさと相まってやはりもの悲しい気分に十分に浸らせてくれた。





今年のパンフは3回戦までバージョンとそれ以降の2分冊です。

終わってみれば圧倒的に押しつつ後半の35分の決勝ゴールにて青森代表の八戸大学に対し勝った訳だが、我々のような普段リーグ戦などで虐げられているサポーターとしては、いけないとは思いつつもやはり”格の違い”とやらをこんな時ぐらい見せて欲しいのである。少しは選手を見直したいのである。だが、選手は怪我をしたくないのか、メインスタンドしか開放されていない寂しいスタンドの風景に引きづられてしまったのか、何とももどかしい試合内容を露呈してしまい、ひょっとして間違えてゴールを割られることによる敗戦の可能性までちらつかせてくれた。

八戸大学は4バックプラス両サイドハーフ?まで下がって守るというどん引きだったので、それをこじ開けるのはなかなか大変だというのは十分に理解するのだが、どうしてクロスとシュートの精度が今少し良ければ5−0でもおかしく無い試合だったのも確かである。まあ、その精度が上がっていれば今頃11位などという順位に甘んじてはいないだろうが。

こんな試合の帰り際に、この日出番どころかベンチにも入らなかったアマラオが一人スタジアム玄関横でファンのサインや写真の求めに気軽に応じていた。いや、むしろ率先してそこにいてサポーターにサービスしていたと言っても良いぐらいだった。同じく出番が無かった幾人かの若手選手がさっさと自らの車で足早にスタジアムを去って行くのと対照的だった。それぞれ理由もあるだろうがこの姿を見て私は少しだけアマラオのことが好きになった。必ずしもピッチの上だけの結果だけでサポーターは応援する訳で無いのもまた事実なのである。




2004年10月08日

あまり真剣にアジアユースは見ていないので同大会に出場しているU-19代表に対してはコメントしにくいのだが、唯一生放送で見た対カタール戦から推測するにDFラインが深く中盤省略というおよそ最近の日本代表の戦術とはまったく違ったアプローチのチームだということは分かった。平山のかつての輝きも見られないことも分かったし、大熊監督がガス時代さながら相変わらず賑やかな(騒がしいとも言う)のも分かった。チームは生き物であろうし、増しては育成途中の選手達だけのチームであるし、とりあえず目標は達成したのでそれほど諸氏が怒るようにこのチームの有り様を批判はしない。

ただ、この代表もそして前回のオリンピック代表も”早く攻めなければ”という焦りから、バックラインから繋がずにいきなりトップに当てるか闇雲に両サイドに深くボールを蹴り出しているのでは無いかと思え、それはそれでJFAがワールドカップ等を分析した結果からの15秒ルール(攻撃時間が15秒以内ならゴールが決まる確率が高いそうだ)に選手も監督も縛られすぎているのが日本の良いところを消しているのかも知れないなあ、などと思ってしまった。

逆にフル代表はなぜこの考えとは正反対にボールポゼッションを追い求め、まったく方向性の違うチームになっていることの方が興味深い。JFAの総力を挙げた調査もフル代表にこそ生かすべきだと思うのだが、どうやら一人の偉大な選手(あくまで選手。監督としてではない)の前ではそれも役には立たないらしい。

そんな中いよいよオマーン戦である。さてさてどうなるだろうか。ジーコ監督の為すことは相変わらず?が多いが、日本サッカーのためにも勝つことを祈りたい。かつては負けても良いなどとほざいてもみたものだが、やはりまだまだ代表が勝たねば日本のサッカーは一般的には盛り上がって来ないのも痛感している。とにかくすっきりと勝ってもらいたいものである。




2004年9月26日



この前の秋分の日は久々1日で2試合を見るために国立と味スタの間をかけずり回ったりしていたのでこの週末はおやすみモード。湘南の試合はホームであるのだが、体育大会に押され月曜開催。この辺は専用競技場で無い悲しさ。しかし運動会に場所明け渡すのかよプロのリーグが…。(付け足し…後で確認したら陸上競技会だそうで。まあ、あまり変わらんが。)

プロのリーグと言えばプロ野球がなんだか大変である。近鉄とオリックスの合併問題に始まって1リーグ制の導入の是非が延々議論され、縮小に反対する選手会とオーナー達の対立によるスト騒ぎそして決行、2リーグ制の維持と新規球団参入をしやすくするという形で収まったかと思ったら、その参入希望企業の楽天とライブドアの仙台を巡る戦い、と目を離せない大河ドラマ的な展開になっている。(まさに1年に渡っているし)





本文とは関係ないが味スタは良い雰囲気でした

しかし元はと言えばこの話、近鉄の大赤字から話が始まっているのである。そして実は他球団も大赤字で苦しい、というところでじゃあ一緒になりましょう、というのが話の本筋で、その大赤字を生み出している元凶は選手の高年俸にあるのは間違いない。いくらサッカーに比べ試合数が多くとも中村一人に5億出すなんてなんて素晴らしい経営環境なのだろうか。

と、中村の年俸の是非では無く、今回の騒動の元だが要は野球自体が経営としてやっていけない状態のようで、大赤字は近鉄一社に留まらず他球団も実は…ということらしい。 (ここで全て”らしい”とか”ようで”とか語尾がなっているのはJリーグに比べ、あまりに隠し事が多すぎる野球界への皮肉である。せめて観客動員数くらい実数を発表しようよ。)

となると、間違いなく今オフは年俸問題が大きくクローズアップされる。どのメディアも書いていないのが不思議なのだが、絶対的にこの問題が今オフの大きな焦点となる。経営側はこのプロ野球の危機を盾に大幅な締め付けを行おうとするだろうし、実際しなければこれは経営を更に圧迫し続けるだろう。どの産業でも最もコストのかかるのは人件費であり高年俸と言われるプロ野球は尚更である。

今まではメンツもあってかこの赤字体質を幸か不幸か隠し通していたが、こうも白昼の元へさらけ出ると逆にそれを改善するには絶好のタイミングである。そう、今回の騒動で経営側は念願だった年俸締め付けのための錦の御旗を握ったのかも知れない。

選手会側もこうまで経営危機が強調されると、既に報道されているように今まで以上の大幅ダウンに繋がる案を飲んだ事からもあからさまに年俸に対しごねる事は出来ない。もしそんな事をすれば、これまで味方だった世論というやっかいな奴が、今度は強欲で我が儘な選手として彼らを見始め敵になるからでる。今度は選手側が守る番なのである。

そういう意味で今オフは要注目である。あのJリーグが危機だった年にリーグが選手の年俸を押さえ込んだことと同じようにプロ野球側がそれを押さえ込めることが出来るか。それがプロ野球の経営改革成功の是非、ひいては球界の今後に大きな影響を与えると思える。 ともかくプロ野球は経営側の膿ももっと出さねばならないが、選手側も裏金疑惑を含め今以上の血を流さねばならない事だけは確かである。

またその時メディアが、選手の年俸圧縮が報道されるたびにこれまでの選手贔屓の流れで「夢が無くなるプロ野球」なんて下らない論調で書かないで欲しいが、それは望み薄か。




2004年9月12日



京都に行ってきた。今シーズン、既に何の見込みも無い湘南であるが、 まあ、京都に行くのも久々だし(18年ぶり)、少し寺院の 庭でも観ながら、心でも癒されてこようか、といつも以上のアウエイ観光モードで 出かけたのであった。

西京極競技場は初めての訪問である。
ここは国内ではたぶん最寄りの駅から最も近く、都市中心部からも近く、非常に交通至便なスタジアムであると思うがスタジアム自体はあまり誉められた ものではなかった。

スタジアムの質というのはピッチが見やすいか否かということに全ては懸かるのだが、 少なくとも西京極陸上競技場はあえて皮肉を込めて言えば京セラの バックボーンがあるクラブが使用するものとは思えないほどのもので ある。観客席の角度も無くとくにゴール裏からは逆サイド側への眺望は全く”ダメ”なのである。

あとこれはスタジアムそのものの問題ではないか、なぜホームゴール裏はチケットが 前売りで500円なのに、アウエイ側は1000円もするのだ。 これはアウエイでの洗礼というのとはチト違うだろう。





500円ゴール裏(真ん中)は満員。

そんな京都だが、昇格を争う中に松井をフランスに貸し出すという気前の良さ で私を驚かさせたが、(いくらシーズン前の契約で決まっていたとはいえ )果たしてその影響はどうかと言えばやはりあると言わざるを得ない。

前回の対戦から言えば、京都は松井の個人技によりうまくボールを溜められ、 そこから攻撃の起点にされたが、今回対戦した時はその溜めがなかなか出来ず、湘南の中盤でのプレスに引っかかることを繰り返していた。 チェも確かに怖いが攻撃を組み立てるというよりフィニッシャーなので ゴールエリアで仕事をさせなければ何とかなる。中払等が絡む斜めにボールをずらしながら 人とボールの連動ある攻撃はなかなか迫力があったが、それも不運と湘南DF陣の頑張りにより点がなかなか入らないことで続かなくなり、結果的に試合はいつの間にか湘南のペースになっていた。

湘南は柿本が抜群の切れを見せつけていた。いつもは彼が前線でボールキープ出来ないことが拙攻の原因となっていたが、この日は競って良し、キープして良し、叩いて前線への飛び出し良し、とやれば出来るじゃん状態で湘南サポーターとしてはうれしい誤算 状態。ついでにとてもきれいなゴールまで決めて見せてくれたので言うことはない。このまま続けて欲しいがどうだろうか。

でも毎年今ぐらいになると勝ち始めるんだよなぁ。遅いよホント。

とにかくアウエイでの勝利は格別で、それが上位チームとなれば尚更。 気分良く翌日の寺院巡りも行え、大いに心が癒されたのは言うまでもない。




2004年9月9日

昨日のインド戦、メインは試合より停電だったとは言わないが、それほどに前半の日本の 重さ(というか、工夫の無さ)は私的には気にくわなかった。

前半、日本の右サイドで相手ボールを加地が奪いにいくがあっさりとかわされシュートまで持って行かれてしまうというシーンがあった。そこでは実はその危険を本山(だったと思う)が気づいて急ぎ戻りフォローに行くのだが(ここまでは素晴らしい)、それまたかわされてしまう。問題はこの後で、かわされた本山が(彼はこのポジションではフリーマンであるにもかかわらず)その相手を追いかけるそぶりも見せなかったことだ。ゴールエリア至近で敵をフリーにしてしまうのはいくら世界138位のインドとは言え危険であり、案の上シュートを打たれてしまう。そのシュートが正確性を欠くため事なきを得たが、そのシーンに象徴されるようにあっさりとした試合ぶりばかりが目立つ前半は、例え1点を取っても全く以てつまらなく不安な内容だった。

後半も点こそ取るが内容はあまり充実したとは言えない。ただ、久保が投入されると前線でのためが出来、ボールを保持出来るようになったためだいぶ攻撃は機能していたように見えた。TVで見る限りに於いては、前半の切れの無い高原と、後半の攻撃基点として存分にその存在感を感じさせた久保とでは、どちらが代表の先発にふさわしいかは明白である。

余談ではあるが、一つ不思議だったのが停電中の中継。私の記憶が確かならば、あれだけの長くいつ終わるとも知れぬ停電中に、この放送を行っていたTBSは一度もCMを入れることは無かった。入れるタイミングを図りかねたのか、急な放送延長のための各方面への交渉でそれどころでは無かったのか理由は分からぬが、おかげで視聴者である我々は三浦アツのボールリフティングや楢崎のボール廻しなどそれぞれの妙技を堪能出来たりもしたし、ハプニングに伴ういろいろなドタバタまで楽しめた。前言を撤回する事になるが、正直言えば試合よりあの中断中の方がハラハラドキドキで楽しめてしまった。もしかしたら番組プロデューサーも、だれ気味の試合よりこのハプニングの方が視聴率が稼げると感じ放送をし続けたのかも知れない。それが事実なら悲しいことだが正しい選択であったと言えよう。

それにしてもハーフタイムにジーコにサインを強請るとは大胆だ、インド人は。




2004年9月4日

9月である。今年もあと4ヶ月でそろそろ来年の事などを頭の隅の方で考える時期でもある。という訳なのか、湘南の監督に日本女子代表監督の上田栄治氏が決まりそうで、さすが一世を風靡した「なでしこジャパン」、私から見れば必要以上にメディアが騒いでいる。ただ、珍しく朝日新聞紙上に結果以外で”ベルマーレ”の文字が踊っていたのは実は嬉しかったりするのだが。

既にご存じの方も多いかと思うが、上田氏は湘南ベルマーレがまだベルマーレ平塚だった1999年に監督だった方である。この年ベルマーレはフジタ工業の撤退が決まり大幅な資金減により軒並み主力選手を放出せざるを得なく、残った若手(というかサテライト組)にてJ1を戦わなくてはならないという悪夢の年だった。結果的にはJ2落ちをしてしまう年なのだが、実はこの年のベルマーレサッカーが好きだったという好事家は多い。

私もその一人で、この年を境に次第にベルマーレのサポーターになっていったぐらいだ。とにかく気持ちが全面に出てアグレッシブなサッカーをしていた。特にサポーターでも無かった私が、負けても負けても競技場へ行き応援したくなった。雨中のジュビロ戦などは忘れられない試合である。まあ、選手や監督からすれば負けて元々という要素もあったのだろうが”食らいついていく”という雰囲気が90分間漂う素晴らしい試合だったのである。この辺りは今の「なでしこジャパン」と似ているものがあるのかも知れない。

そんな私にとっては罪作り(笑)な上田監督なのだが、実はファーストステージ限りで解任されてしまう。これは3勝12敗という成績のためだが、あのメンツでは仕方無いとは言え本人にとっては悔しい出来事だったろう。その後、ベルマーレは古前田氏が監督を務めるのだが、サッカーは相変わらずアグレッシブだったが勝てず(何と1勝しか出来ず)、ついに2部落ち決定、そしてそしてホームタウンの広域化を図り名前も湘南ベルマーレへ、ついでに私も深みにはまっていく(笑)、という転換期のシーズンとなってしまったのである。

さて、ではその上田監督就任に諸手をあげて賛成というかと問われれば、そうでも無い。 というか、これは本人に罪はないのだが、毎年湘南は話題作りに貢献するような人事は行うが、それがどれも結果に結びついていないため、疑心暗鬼になってしまっているせいでもある。

例えば、J2初年度は監督はあのカトQ、選手では前園獲得と華々しかったが、これが全くの計算違いで最終順位は8位と、元J1のプライドもズタズタ。
2001年からはあのお家騒動後の名古屋からその渦中にいた田中監督を呼び寄せるが、やはり結果は出ず、2001年のやっとこさの5位が限界。その後もトルシエ監督の片腕サミア氏を監督に招聘したり、プレミアで17点取ったコロンビア人FWを獲得したり、そして今年は去秋が注目されていた"King of Tokyo"アマラオを獲得したりと、とても現在J2の最下位争いをしているクラブとは思えないほど華々しい人事を行ってきた。しかしどれも実に結びついていないのが現実で、それが現在の順位を形成してしまった要因なのも事実なのである。

そして今回も大手メディアが注目するほどの華々しい監督人事。上田氏がJで大した実績を残していないのも大きな不安要素。もしまた結果が伴わなかったらフロントはまたもや実より名を取ったと言われても仕方ない。

だがやはり期待しよう。W杯行きを決めた国立でのメキシコ戦、オリンピックのアジア代表を決めたやはり国立での北朝鮮戦、そして大げさに言えば私の人生をまで変えた1999年のジュビロ戦、どれも気持ちの入った実に良いチームだった。あの試合を指揮した指導者なのだ。きっとまた負けても負けても応援したくなるチームを作ってくれるだろう。いや実際、負けるのはもうたくさんなのだが。



2004年8月29日

世の中Blogなんかが流行っている、というか当たり前になっているのだけど、未だこのページは黙々と旧来のHTMLで書いている。いや、実はBlog化しようといろいろ試しているのだけど(人にも言われるし、新しモノ好きだし)、ちょっとうまくいかない。どうやらいろんなもんがこのサーバーには足りないらしくて、あーもーめんどくせー!なんて思いつつ、めげそうになっている。いや、単純にどっか借りるかすれば簡単なんだろうけど、凝り性なのとちょっとしたプライドがネ…。まっ、特にこのままでも十分であるし必要無いっていうのも第一なんだが。そのうちBlogしたら妥協したか、と笑って下さい。

そんな昔ながら(笑)の当サイトだが、どうしても解決したいのが新刊の更新。

当サイトを開設して既に6年、新刊情報をサイトの中心コンテンツにして5年経つが、年々その新刊をサイトにアップしていくのが苦しくなっている。いろいろな事情からそれらの情報にスグに接っするところから遠ざかってしまったりしているのが一番の問題なのだが、それより更新する時間と気力が少しずつ薄れてしまっているのが大きな問題なのである。

これらを一挙に更新出来る自動情報収集機能でもあれば別のだがなかなかこれが難しい。一時はアンテナ機能なんぞを使ってみようかとも思ったのだが、全く役立たずなため断念。 そこでちょっと期待したのが、Blogの機能として持っているRSSリーダー機能。しかし全ての出版社がそんなものを実装している訳が無いだろうし、書店のサイトが実装しているとも思えない。しかもそもそもちょっと趣旨違うというか、サッカーの本だけ、という訳にもいかないであろうし、どうなんだろう。

とにもかくにも少し更新遅れてしまう言い訳みたいで何なのだが、どなたか技術的に詳しい人がいたら良い案を下さい。




2004年8月19日

この時期の新聞でのオリンピック報道は物語調の紋切り型文章で一杯でちょと恥ずかしい。

勝っても負けてもその選手がどんな環境で育ったかをこと詳細に記述し、どんな困難を克服したかを両親や恩師(と呼ばれる人)の証言を中心にストーリーを作り上げるお涙頂戴式の文体ばかりの紙面に、スポーツの本筋とは関係の無い事を良くもまあここまで取材したな、と逆にその努力と予算の無駄使いぶりを褒め称えたくなってしまうほどだ。 まあ、こんなコンテンツが新聞を覆い尽くすのも、こういう物語を欲している読者が存在していることが一番の原因なのだろうが。とにかくアホらしいとしか言いようがない。

アホらしいと言えばサッカー男子の予選敗退を受け手の各種報道もいつもながらバカバカしくなる。

親善試合に勝てば「メダルが見えた!」と言っていた連中が、オリンピック本戦で負ければ「世界との差は歴然!」、って、もうどうなんだ一体!と支離滅裂状態。最近は、そこまで極端では無いにしろ一部ネット論者もそういう傾向が見られ、より暗澹たる気持ちにさえなる。新聞の見出しなんぞにいちいち反応スルナヨ、と思われる諸兄もおられるかも知れないが、それにシテモナ−、とは思ってしまうのである。

もともと親善試合はあくまで親善試合であり、まさに”試し合う”ものであるのだから、そこで勝ったとしてもそれがイコール実力とは限らない。(勝てば自信にはなるだろうが) また、オリンピックでイタリア・パラグアイに負けたからといって今回の戦いぶりで世界との差が”歴然”というほどの内容だったろうかは大いに疑問。(経験の差というのも後述の卑屈なる精神から生まれるものでは?) 勝てばメダル、負ければ世界レベルにあらずの論理で言えば、今回ベスト8に進出したイラクはまさにワールドクラスな訳となるが実際はそうでもない。

私のこのオリンピックのこれまでの2戦を通じての感想は、個々の選手の感想通り意外とやれたという感想の方が強い。少なくともイタリア相手に年代制限があるとは言え、フル代表に最も近い年齢で、普通に試合が出来た事は大いなる進歩である。我々は負ければ言い訳のように「世界との差」という事を口にし、反省ばかりして劣等感ばかりを全面に押し出す傾向が強いが(特に欧米に負けるとネ)、「あんなの勝てたよ」と強がる気持ちが今少し必要かと感じる。そういう意味で大久保や松井のように「差を感じなかった」と発言している実際の選手の方が、劣等感などは最初から無い、まさに「世界との差」を感じさせない人種なのではないか?メディアだけでなく一般サポーターやネット論者も今少し自信を持った方が良いはずである。もちろん反省は必要だがいきすぎた卑屈なる精神に向上は見られないのだから。




2004年8月15日

アジア大会が終わったと思ったら、アテネオリンピックが始まった。見る方としては次から次へとコンテンツの大盛り状態で何ともせわしくも楽しみな夏である。普段は見向きもしないマイナーな競技でも(私の苦手な)深夜の中継をついつい見てしまうというのは、何ともオリンピックというのは偉大でそして不思議なものである。ただ、ここまで行われている競技を見ると観客席に空席が目立つのはチト寂しいが。

そして肝心な(笑)サッカーだが、那須の大チョンボからバタバタと負けてしまうあたりは山本ジャパンらしいと言えばらしい。それ以上にパラグアイ戦にてこれまでのレギュラーボランチの2人(今野・阿部)でボールを保持できずチームが不安定になってしまったのは監督からすれば大きな誤算だったろう。小野をその位置に下げた後半は何とか安定感が出てきたが、たぶん今後の戦い方の根底を大きく崩してしまった先発布陣での失敗はこの惜敗以上に今後を左右する"事実"であったと思う。さて、イタリア戦はどのような布陣で臨むか?今夜(明日早朝?)が楽しみである。ちなみに小野の調子も今ひとつような気もするのだが…。

女子代表("なでしこじゃぱん"という言い方はあまり好きで無いのでここではそのように表記します)がスウェーデンに勝ったことは正直驚いた。もっと驚いたのは10チーム中、8チームが決勝トーナメントに進めるという事実。この時点で決勝トーナメント進出"ほぼ"決定じゃん、とは見ている方のお気楽な正直な感想。だからナイジェリア戦は負けても「へぇー」ぐらいにしか思わなかった。某漫画誌に載っていたFWの宮本選手が美人さんだったので、珍しく個人的に応援してしまった。(笑)

かと思えば、J1も開幕した。いつものようにNHKBSで中継を見ようとしたが、何と今節は中継無し!時間帯が違うとはいえ大リーグ中継を行いながら国内のスポーツの中継をしないとは準国営放送としてはいかがなモノか?早速NHKに抗議のメールを送ったのは言うまでもない。きちんと視聴料払っているのだから言うことは言わさせて頂く。”皆様のNHK”なのだから。まあ、試合はスカパー!で中継したため、私的には問題は無かったわけだが。

それにしてもジュビロの出来の悪さは予想以上だった。バルサとの試合をTVで見た時は あまりに”親善試合”らしいジュビロの試合運びに?だったが、この日の試合を見るとやはり力としてはかつてに比べかなり落ちているように感じた。特にスペースに対する嗅覚というか、それを突けるだけの体力というか、何か大切なモノが欠け落ちたこの日のジュビロの戦い方にかつての圧倒的な王者の威厳は無い。最近のジュビロに、かつて受けた芸で身を未だに立てているマンネリ化した芸人と同じものを感じる、と言ったら失礼すぎるだろうか。




2004年8月8日

理由は敢えて書かない(笑)が、日本代表にこれほど勝って欲しいと思ったのは久しぶりだった。多分ジーコが監督になってからは一番のその思いが強かった2004アジアカップ決勝戦の対中国戦は日本の完勝で終わった。いやいや、代表が勝ってくれてこれほど嬉しいのも久しぶり♪ 単純に「正義は勝つ!」みたいな嬉しさ。少し無邪気過ぎか。

今回のアジアカップは日本からすればまるで典型的なロールプレイイングゲームのようで、思った以上どころかワールドカップ予選より見る方も力が入ってしまった。次々と困難な目に合いながらも強敵や不運を乗り越え、そして最後はボスキャラとの戦いというシチュエーションはやはり娯楽の中では王道なのか。その割に今回のボスキャラはチト弱かったが。

しかし問題は両サイドである。特にこの試合での加地には失望した。ここまでもイマイチ仕事らしい仕事を行ってきてはいないが、この試合ではいない方がマシと思ったくらい。失点のシーンは彼の軽率はマークミスからであり、しかもその後の対応には思わず目を覆ってしまった。また、逆サイドのアレックスも守備に関しても相手との距離を開けすぎていて「どうぞクロスを上げてください」と言わんばかりの中途半端なポジショニングに、私は何度テレビに向かって叫んだ事か。「アレックス!もっと詰めろ!」と。この両サイドの改良を始めない限りワールドカップ予選はおぼつかない。

さて、この優勝を見てもジーコ監督への評価はそれでも私の中では上がらないのだが、結果は結果。ここで首にする理由は無いし、それはすべきでない。非常に消極的な形ではあるがこの結果を踏まえ当面はジーコ体制を支持をする。今、彼を代えたところでこの代表以上のものを9月までに作り上げることは不可能だろうし、何よりこのアジアカップを通じ、そしてこの優勝により、この代表チームが”チーム”になっている雰囲気を感じ取ったからである。それを壊すリスクの方が今は怖い。とりあえずこのまま彼(ら)を見守っていきたい。そして出来るならジーコには両サイドの人選の再考を是非願いたい

それにしてもここまで”たかが”サッカーの試合がここまで国際問題にまで発展したのは日本サッカーの歴史では初めてではないか?他国での、サッカーの試合を発端とした戦争が起こっただとか、国家間の問題レベルまでになったエピソードは良く聞くが、ようやく日本サッカーもそのようなエピソードを一つ持ち得たというところか?また、逆に言えばこの問題が無ければアジアカップをここまで国民的話題に出来たかどうかは怪しい。少なくとも前回大会よりはメディアでの露出度は高かっただろう。サッカーの啓蒙という意味では今回の事態は大いに役立ち(ああいうブーイングはやっていけないというマナー教育も含めて)、ここは無礼千万な中国人の観客にお礼の一言でも言ったほうが良いのかも知れない。それはもちろん皮肉だけど。




2004年8月3日

内容どうのこうのより、監督どうのこうのより、審判どうのこうのというより前に、10人で最後まで諦めず4点を取ってアジアカップ決勝への切符をモノにした我が代表をスタッフ、監督を含め褒め称えるべきである。十分に誇りと言える。そして願わくば、あの礼儀知らずの中国の観衆を黙らす内容で優勝してもらいたい。それがアジアサッカー、ひいてはアジアのスポーツを発展させるための正しい道だと私は考える。

あぁ、それにしてもこの試合、リアルタイムで見たかったー。




2004年7月26日

J2、アジアカップ、U23の親善試合と、何かと試合が目白押しである。その影でこっそりとコパアメリカまで行われていたりする。少し夏バテ気味の身にはこってりしすぎているメニューで食傷気味でさえある。贅沢と言われればその通りなのだが。

その中でまずはアジアカップで代表が早々と一次リーグ突破でめでたいことである。あれだけブーイングされた中で行われるとイヤが上でも敵対心が生まれるもので、出来るならアノ観衆の目の前で中国代表が我が代表にチンチンにされる様を見てみたいモノだが、今の代表ではなあ…、とタイ戦を見ながら思った次第。それにしても当初はこの重慶に行こうかと思っていたので、行っていれば今頃日本人観客にもペットボトルが飛ぶと噂の超アウエイ現地からの生レポートも書けたなあ、と少し行かなかった事を悔やんだりもしている。ホントはそんな冗談で済まされる状態では無いのかも知れないけれど。

U23の対オーストラリア戦はこんなモノかと達観した気持ちで見ていた。当初からあまりオリンピックでのサッカーには期待をしていないので、内容不出来でも特別感情は湧かない。本戦でもがんばって下さい、という程度のスタンスはサッカーファンとしては斜め過ぎか。

J2は今節より後半戦に突入。湘南はアウエイで甲府と戦った。結果はPKによる一点差での惜敗。監督交代の影響か、随分とフレキシブルなサッカーをするようになった。内容的は上がって来ていて見ていて期待は持てるようにはなった。試合は甲府DF陣の堅さと審判のアホさ加減が目立った試合だった。まあ、審判は負けチームからすればどんな高名な審判でもアホ審判扱いにされるのが世の常なので、今回も敗因はアホ審判ということで逃げることにする。ホントはラストパスの精度がなあ…。

ちなみに、スタジアムでのサントリー提供の無料生ビール(発泡酒)と、試合前に「小作」で食べた”ほうとう”の冷麺版(?)”おざら”うまかった。この暑さの中、ほうとうはちょっと遠慮したいが、”おざら”ならバテた胃にも(ほうとうよりは)優しい。しかも冷たい麺と熱い付汁(具入りみそ味)が何とも言えないバランスでうまい。これだからアウエイ参戦は止められないのだ。こういうのもTV観戦では味わえない一つの「旨味」である。




2004年7月21日

酷い試合をした時だけ盛大に騒ぐのもジーコ否定派としてはアンフェアな気もしたため、ここで昨日のオマーン戦について触れるのは少し躊躇したが、やはりアレはあまりに酷すぎるので触れずにはいられない。”最低”より下の言葉が見つからないのがもどかしいくらいだ。

暑くて動けなかった等の言い訳が既に出ているが、この酷暑の日本から出発した彼らにその言い訳は成り立たないだろう。確かに立っていてもつらいぐらいの気温と湿度だったらしいが、それは相手も同じ事。相手が日本より暑さに強いというのなら、10月のアウエイでのオマーン戦などは絶望的な気持ちで臨まねばならなくなってしまう。少なくても中立地で互角に渡り合えず押されっぱなしの内容では今後の展望は全く暗いモノである。

そしてこのように厳しい気候の中で最も現れてしまったのが、チームとしてのやり方(約束事あるいは戦術と言い換えてもいい)がまったく無いということである。体調や気候等が良くモチベーションが高ければ、これらはジーコの言う選手の判断によってその場で形成されていたようだが、ひとたび悪条件が重なると、誰もがイニシアティブをとれずに烏合の衆と化してしまい、格下と言えども太刀打ち出来ないほどのチーム力に落ちてしまうということが昨日の試合で露呈した。

一般社会でもモチベーションが低い場合は往々にしてだれてしまうモノで、それらを防止するためにマネージメントとしてあるのが就業規則(約束事)であると思うのだが、どうやらこのチームにはそれらは無いらしい。以前から言うようにジーコ氏にはマネージメント力が無いため、これらを期待する方が無理なのだが。

とにかく昨日の日本代表を見ていると「暑っついなぁ、めんどくせえなぁ、で、今日はどうやるの?」という選手の声が聞こえて来そうな程、秩序も約束事もモラルも無い草サッカーレベルの集まりにしか見えなかった。ジーコ監督は「我々のサッカーをしなければ勝てない」とインタビューで言う前に、”我々のサッカー”とはどういうモノかというのを、例え選手が暑さで朦朧としていようと、例えモチベーションが湧かなくても、体が勝手に動くぐらいにその戦い方を選手に刷り込むのが先ではないか?そしてそれこそが厳しいW杯予選を戦うための監督の仕事では無いのか?とにかく不安ばかりが募る初戦の戦いぶりだった。




2004年7月11日

湘南ベルマーレの監督、山田松市氏が解任された。5月以来の勝星をチームはこの日ホームで飾ったが、ここまでの結果を見ると致し方無い結論だと言える。サポーターである私もここまでの連敗だと悔しさを通り超して諦めに近いものを感じてしまっていたが、 たぶん選手や監督はその比でないモノを抱えているのだろう。何よりこの試合を報じる江藤氏のJ'S GOALでのレポートの冒頭がそのことを物語る。

我々は良く彼らに"プロなんだから結果だろっ!"、等の叱咤を飛ばしたりネットでの書き込みをしたりするが、じゃあおまえはその意味がどこまで分かっているのか、おまえの生きる世界はそれが分かるような世界なのか、と逆に問われれば自信はない。

先ほどの叱咤ももしかしたら日頃の憂さ晴らしに言っているだけかも知れないし、選手に言うべきボキャブラリーの少なさに起因しているからかも知れない。そしてこのような何とも言えない世界を垣間見ると、翻って己の生きる場での自らの甘さと狡さを浮かび上がらせ、そして自身のイヤらしさを喉元に突きつけられる気分にもなる。確かに実社会も厳しいが、その厳しさ故に楽な道を選びがちな己に対し突きつけられたアンティテーゼのようにも感じてしまうのである。
「プロなんだから結果だろ!」と堂々とスタジアムで主張出来る自分になりたい。常にそう思って生活をしていたいし、サッカーを見ていたい。それを再確認させられた江藤氏のレポートとそしてこの「結果」だった。山田監督、お疲れ様でした。




2004年6月23日

湘南のフロント様
今日も予想通り惨敗でしたね
僕らはどこまで堪え忍べばいいんですか?

片道一時間半かけて平塚に通うのにも疲れました。
カラ元気でサポーターソングを歌うのも疲れました。
試合後落ち込む選手をブーイングするのにも疲れました。

とにかく今は最悪です。なんってたってこんなとこにも愚痴を書いてしまうほどなのですから。




2004年6月14日



1万2千人オーバー?なJ2@横国

湘南としては実に6年ぶり(99年以来)の横浜国際だそうだが、その試合は見に行っていないため、私としては初めて横浜国際競技場に湘南ベルマーレの試合を見に赴いた。しかも2002年以降はワールドカップ決勝会場という箔付きスタジアムでもあり、馬鹿な息子を晴れ舞台に乗せる様な気分で、久々我が妻までをも誘って、かなり高揚した気分で出かけたのだ。

それがだ。何なのだ、あの試合は。スカスカの中盤。ひきまくりのDF。ボールキープもままならないFW。シュートまで運べればそれだけで拍手という、なんだか情けない内容。確かに梅雨の晴れ間と言うには日差しは厳しかった。だが、まるでその言い訳を錦の御旗のように掲げるような動きの怠慢さ、ボールへの執着心の無さは、金を払って見る試合ではない。試合後のサポーターからの罵声は当たり前ではあってむしろ足りないぐらいだった。


深夜にユーロ2004の開幕戦を見る。TBSの中継は思ったよりは耳障りでは無く、やれば出来るのに…と、普段の酷さの裏にあるいろいろな事情を想像する。まあ、放送局も大変なのだろう。内容に対してのコメントは半分寝ていたので特に無し。そんな中でもこの試合が面白く感じられたのは昼間の酷い試合の後だからだろうか。

翌朝起きるとプロ野球の近鉄とオリックス合併の話に驚く。何より近鉄の年間赤字が40億というのに驚く。湘南は年間予算が7億、確かJリーグのトップクラブでも年40億程度の予算のハズ。その分が赤字というのだから恐ろしい。いい加減、野球はその周辺も含め大きな変革が必要だろう。プロ野球の最大の問題はスポーツビジネスとしてその球団が成り立っているのかどうかも分からないという秘密性にある。観客数や選手総年俸、そしてその収支全てが怪しすぎるのだ。今の時代、プロスポーツにとって株主とも言えるファンに何も公開しないようでは誰もついて来ない。そして高校野球の空々しい美名化から始まる表裏のありすぎる体質と小さな既得権益にしがみつく保守的権威主義者が野球界全体をダメにしている。またそれらを文化の名の下に甘やかすばかりか片棒を担いでいるメディアも同罪である。

及び野球ファンや各チームのファンはもっと試合をスタジアムに見に行かなくては。サッカーファンと野球ファンの大きな違いはスタジアムにどれだけ日常的にアシを運んでいるかということであると私は感じる。日常感という意味では我々サッカーサポーターの方が遙かにその占める位置は大きいと思う。この国では日常に野球が有るようで実は無い。有るように思えるのはTVや新聞で伝播されるものに囲まれているからであり、それはバーチャルなものでしかないことに気づいていない。野球はテレビ局のスタジオや新聞の紙面で行われているのではないのだ。もしファンからも「話題のドラマ」と同じレベルでしか見られていないとすると、客を呼んでなんぼのプロスポーツとしてはその行く末が危ういのも当たり前の事なのかも知れない。とにかく今こそ野球ファンはこぞって球場へ足を運ぶべきだ。見たければ身銭を切って自分から見に行く。当たり前の事である。




2004月6月9日

昨日の試合で何を語るべきか相当悩む。
点差を含めスコアは完璧だった。手放しで喜んでも良いぐらいの結果でもある。
でも内容が…、という邪気も働くのだが、あのスコアでそれを言うのも酷かとも思う。とにかく予選を勝ち抜く上では悪くない結果だったのは間違いない。オマーンも7点取っていたのには少々がっかりしたが。

ただ、個人的にこの試合で不可解だったのが後半の4バックの件に関してである。その真意が監督の試合後のコメントを読んでも分からなかった。私が知りたかったのはジーコが4バックをオプションとしてのみ考えているかどうかということだったのである。もしそうならばこれはそのフォーメーションチェンジ以上にチームの骨格を代えてしまう大変革であり、それは彼の監督として再評価する上でそれはとても大きなタームである。(するならば、ですが。)だからこそ今少し彼の心中を知りたかった。

3バックシステムで中田と中村というような攻撃的なセントラルMFを同時に使うことは難しいのはトルシエ時代に実証済みである。つまりは4バックをもしジーコがオプションとして考えているのなら、それは例の”黄金の4人”を同時にスターティングから使うことを放棄することを意味する。(但し使う選択肢もある。それもトルシエ時代に試みられたが一人をサイドMFにコンバート(あの時は俊輔だった)すれば良い。但し選手の指向性からいっても現実的ではないのも実証済み)つまりは3バック採用は”黄金の4人”というこの代表に於いてフォーメーション以上に重要なアイデンティティ(と言ってもいいだろう)とおさらばするということを意味する。これはジーコの大きな方針転換であり、果たしてその変更を行うことに監督自身がどの程度腹をくくっているのか(もしくは認識しているのか)知りたいところなのだが、あのタイミングでの変更とその後のメンバー変更、そして試合後の会見だけではその真意は分からなかった。果たしてジーコは変わったのだろうか。それを私は一番知りたい。

及び懸念するのが、この大勝と前述のシステム変更に伴う中田不要論問題が再燃しそうなこと。確かに中田不在の方が選手はのびのびやっているような気がする。別の要因もあろうが結果もそのように出てしまっている。これもまたトルシエ時代に戻った感がある。果たして彼は裸の王様なのか。その論争はそろそろ結論を出しても良い頃かも知れない。

しかしこれらトルシエ時代の宿題が未だ解決せず再燃しそうなところなどをみると、この2年は何だったのだろうかと改めて思ってしまう。それはたぶんジーコ氏だけの責任ではないのだろうけど、それを解決するためにジーコは監督になったのではなかろうかとも思ってしまう昨今の情勢である。

追記

それにしても埼玉スタジアムは遠い。この日も多くの”いい年をした”サポーターが見受けられた。きっとそんな彼らのこの日の行動予定表には「終日外出」やら「午後5時から打ち合わせでそのまま直帰」やらの苦し紛れのバレバレの文言が並んでいただろう。(ちなみに私は半休扱い)報道によるとジーコが埼玉スタジアムでの試合を望んでいるという。社会人には優しくないジーコジャパンである。




2004月6月2日

アイスランド戦、イングランド戦とアウエイ2試合をまずまずの形で終えた代表に関し 好意的な意見が多いのは最もなことである。アイスランド戦はともかくイングランド相手に(親善試合とは言え)あれだけ攻め立てる我が代表を目の当たりにすると、私はなぜだか思わず涙腺が緩んで胸が熱くなってしまった。たぶん、こんな気持ちになったのは私だけであるまい。この国のサッカーも随分と強くなったなあ…、という独り言も思わずつぶやいた。そして少しばかりの誇らしさも感じた。

但し、それだからと言ってジーコ監督に対しては相変わらずNOである。何より守備の不安定さがあまりに解消されていない。相手のボール時には相変わらず何処でそのボールを取りに行くか不明瞭で、易々とバイタルエリア(って最近は言うのですよね)に進入され、おかげでDF陣は一対一を強いられることが多すぎる。アイスランド戦の無用なファール多発というのはこの延長線上にあるのであるのではなかろうか。そして、これはイングランド戦で解説の北沢氏も再三指摘していたように中盤をルーズにしすぎる事にも繋がり、同試合での序盤にベッカムやジェラードから好クロスを上げさせてしまった要因となっていた。あのルーズさはDFに絶対的な強さの無い日本代表にとってはあってはならない戦術であり、しかもここまで再三指摘されているにもかかわらず未だ改善の兆しが見えないチームでは最終予選はおろか、この一次予選でさえ危うくしかねない。この守備のルーズさをここにおいても放っておく監督を私は信じない。奇しくもジーコ氏が言っているように親善試合とWカップ予選はその厳しさは別物であるのだ。ある意味、昨日のイングランドより9日のインドの方がかかっているものからしても強敵である。果たしてあの守備でワールドカップ予選を勝ち抜けるのか未だ不安が大きい。

それにしてもイングランド、アレで大丈夫なのか?




2004年5月17日

「上野が走っている!」

こう書くとマリノスサポーターや彼個人のサポーター及び本人等に怒られそうだが、 先日のジュビローマリノス戦を見た中で一番驚いたのが彼のプレースタイルの変化だった。 前にも書いたと思うが、私は十分に上野の才能を認めており、なおかつ好きなプレーヤーだったのだが、いつの間にか彼はあまりに動かなくなり「何故あれだけの素晴らしいスキルを持っているのに…」と見ていてイライラする選手になっていた。パスを出せば出しっぱなし、ボールを取られれば取られっぱなし、単に巧いだけの”お公家サッカー”をしていた頃のマリノスサッカーの象徴のようなプレーぶりだった彼を、観戦者として一度見限った事もある。

ところがご承知のようにマリノスは岡田氏を監督に迎えると、以前の巧いだけのサッカーから、「巧く」そして「泥臭い」サッカーをするようになった。観客からすると巧いプレーに泥臭いプレーまで見せつけられると魂を揺り動かさずにはいられない。そしてそのようなチームは当たり前だが「強い」のだ。結果は昨年に既に出た通りである。

だがその中で相変わらずの「巧いだけ」のサッカーをしていたのが上野だった。当然、そのような「だけ」の選手を好まない(であろう)岡田監督からはレギュラーを外されやがてベンチにも入らなくなる。怪我の影響もあっただろうが、シーズン終了後には移籍の噂さえ流れた程だ。優勝も蚊帳の外といった感じで私からすれば「やっぱり…」という気もしたものだ。

それが、昨日の試合をTVで観た限りでは今年の上野は変わった。というか元々あった彼の能力を存分に発揮していた。ここぞという時のスペースへの走り込み、ボールへの執念、以前の彼からは見られなかった雰囲気がそこには見られた。既に「だけ」の選手では無くなっていた。岡田監督の好む「戦える選手」になっていたのだ。”動く上野”ほど手強い選手もなかなかいないだろうな、と以前より思っていた私としてはまったく喜ばしい限りであると同時に、その欠けていた部分を引き出し、そして矯正した岡田氏の監督手腕には改めて感服した。

そこで思い出すのが「彼」のことである。

こちらもTVで観ただけだが、久々先発の彼は以前の輝きは何処へやらで、怠慢プレーの連続で、ついにはその酷さからからか仲間からもロクにパスも来ない始末だった。確かにJリーグにいた頃も「王様プレー」は多かったが、それでも今よりも運動量は多く、少なくとも怠慢と思えるプレーはそれほどは目立たなかった。

それが昨日の試合では、確かにボールも持てば輝く事もあるが、(TV画面に映る範囲では)オフザボールではただ突っ立っているだけ、たまに言い訳のようにウロウロピッチを彷徨うだけの選手に成り下がっていた。何も懸かっていないリーグ最終試合で、しかも病み上がりであるということを差し引いても、懸命にボールを追いかける周りの選手との違いに思わずチャンネルを変えてしまったほどだ。

彼の才能をとても評価していた一観戦者として、否、それ以上に思い入れの強かった一ファンだった者としては、そんな彼を観るにつけ、そして前日に上野の変化を目の当たりにしてしまうと、ついこう思ってしまうのである。

「今、岡田監督の下に彼=中村俊輔がいれば…。」

日本サッカーにとってはこのすれ違いはもしかしたらとても大きな損失になるのかも知れない。




2004年5月13日

少し”ささくれ立った心”のためとりとめもなく更新。

掲示板でFeverPitchさんも紹介していたNHK「その時歴史は動いた」を見逃してしまった。
「ベルリンの奇跡!」と言われてもピンと来ないのは私の年齢では当たりまえだが、中には貴重な映像もあったようで、別の機会にでも是非見てみたいものである。それにしても同番組って大阪夏の陣とか明治維新とかを取り上げている番組だよな?うーんそれと一緒かー。いくらオリンピックイヤーとは言えいいのかNHK?

明後日に2010年のワールドカップ開催地が決まる。金銭的にも休暇取得困難度的にも、そして安全性の面からもアフリカ大陸というのは止めて欲しいのだが、その中でも特に難易度の高い南アフリカが最有力だとか。もしこの地での開催が決まったら果たして開催時には日本からどのくらいの方が行くのだろうか?いろんな意味で決死の覚悟が必要かも知れない。まあ、そんな機会でも無ければ南アフリカなんぞには行かないだろうから…と現実逃避をしつつ前向きに考えよう。その前に日本がその時出られるかどうかはこの際ほっといて。

ジェフ市原の改名問題が揺れている。今週号のサッカーマガジンは”市原市”に同情的だが、それには大いに疑問を感じた。移転反対の市民署名が10万人集まったらしいが、先日のホームゲームの集客が(雨とはいえ)5921人では、署名そのものに全く説得力が無い。11試合やってまだ1勝しかしていないボロボロの我が湘南でさえ同条件で3400人あまりがスタジアムに来ていたのにだ。(比べてはいけない?)
またジェフのために改装を決意したと言われる臨海競技場のバックスタンド設置工事も、蘇我スタジアムが出来ると聞いて急遽改築を決めた感が拭えないし、改装の中身自体もTVで見る限り全く酷い作りに見える。(1階スタンドのあの柱はないだろう。しかもセンターの掲示板は残しているし)あれだけを見ても、サッカーに対する尊敬だとかジェフに対する愛だとかが、市原市(上層部)のこれまでにはあまり感じられない。まあ、それは今の湘南にも言えることかも知れないケド。
なんにしろジェフ千葉で良いんじゃない、というのが部外者でもある私の勝手な感想。 出来たら新スタジアムには行って見たいものである。臨海は結構です。




2004年5月5日



試合後仲間と喜ぶ森本(25番)

5月5日は子どもの日。例年なら子どもで溢れるハズの子どもの日のスタジアムも、私の訪れた味の素スタジアムに限って言えば寒く雨交じりの天気下で客足は今ひとつだった。

そんな中、この日味の素スタジアムを訪れた観客は歴史の証人となる機会を得たのだからわざわざ訪れた甲斐もあったというものだ。(最も結果からしてジェフサポは除かれてしまうが。) 森本貴幸、15歳と11ヶ月でJ初ゴール。むろん最年少記録であり、ヴェルディを今シーズンの2勝目に導く決勝ゴールであり、そして市原の1stステージ優勝の夢を遠のかせてしまった重要なゴールだった。いやはや恐ろしい15歳である。

そしてこの瞬間に立ち会えた事も嬉しいが、この最年少ゴールが無かったとしても、試合そのものも興奮を呼び起こす”当たりの試合”であり、寒い中訪れた甲斐があった試合だった事もまた嬉しかった。たぶん明日の新聞は森本のゴールでこの試合の事は埋め尽くされてしまうだろうが、両チームの奮闘のおかげで大変エキサイティングな試合だったことを彼らマスコミに代わり明記しておきたい。

その中で特筆しておきたいのは負けた市原のサッカーである。今更ながらではあるが、豊富な運動量に支えられた流動的なシステムと、全員が意識しているだろうと思われる攻撃時における縦へのスピード感、そして労を惜しまない中盤でのプレッシングなどは思わず唸ってしまった。これが湘南にあれば、と我彼の違いを大いに感じでしまった試合だった。

また選手個人で言えば、FW巻のプレーを久しぶりに見たがポストプレーや前線への入り方、そしてフィニッシュへの姿勢なども以前に比べ格段に良くなったと感じた。ただこの日は運が無かった。そしてチームとしてあのように攻めている時間帯に点を決められずにいると必ずその裏返しで罰を受けるというのもサッカーでは良くあることで、この日の市原がそれにはまってしまったのも残念である。

とにもかくにもこの結果によりJ1はジュビロの独走状態は続く訳で、そういう意味では森本の記録的なゴールも罪作りなものであったのかもしれない。




2004年5月3日



5月2日には味の素スタジアムへFC東京対横浜Fマリノスを観に行った。 両チームとも実際に観るのはリーグ戦は今シーズン初めて。いや、J1の試合を生観戦するのが始めて。改めてどっぷりとJ2に漬かっている我が人生を顧みる。いや、決してマイナーが好きな訳では無いのだが、どうにもこうにもこればっかりは…(笑)。

ちなみにその元凶である湘南はアウエイと仙台と対戦しあっさりと負けた。ゴールデンウイークでたくさん詰めかけた地元のお客さんの前で、ベガルタの良い引き立て役に徹したようだ。遠征された方、心から同情します。





We'll never walk alone.

それでもって肝心の試合なのだが、いきなりのアンジョンファンのゴールにより横浜先制と波乱気味。しかもそのプレーの一連で起きたキーパーとの接触は、アンのGKに対するファールじゃないのか、と思えるほど疑惑の判定。試合前、この日の審判が奥谷氏とアナウンスされた時にイヤな予感(というより確信)がしたのだが、案の上この試合も判定基準に疑問を呈する内容だった。

その疑問が最大幅に達するのは後半も中頃。追いかけるFC東京は梶山に代え三浦をいれるのだが、この三浦があっという間にイエローを2枚もらい退場してしまう。そもそもカードというのはそのファールが悪質な場合に出されるものであるべきなのに、この試合はなぜかファール=イエローというぐらいカードに頼ったジャッジが為されている感があった。「何かありゃすぐカード」という風だ。この三浦の2枚目のカードなど観客席からみた限りに於いては少なくとも悪質とは思えず(ファールかどうかも怪しく)、あり得るとすれば単なる笛によるファール判定の範疇に思えた。どちらにしろこの退場劇により前半から走り回ったFC東京は電池が切れ、試合そのものはジ・エンドとなってしまった。つまり90分間での試合は観ることが出来ず、試合そのものが壊れてしまったのだ。不満の残るFC東京のサポーターは試合中、そして試合後も「クソレフェリー!」コールを続けていた。

同様にTVで見た静岡ダービーも主審により好試合を壊されてしまったと言える。この日の主審である上川氏は昨年の最優秀審判ながらその受賞発表時に観客席から「エーッ!」イングされてしまった訳だが、この日のグラウに対する判定もまさに「エーッ!」ものである。TVで見た限りでは1枚目のカードもおかしいが、2枚目ははっきりと間違っていると言える。あのカードがペナルティエリアで後ろから蟹挟みタックルをしてしまった森岡に出されたのなら分かるが、反対にグラウのシュミレーションという判断は、上川氏のグラウに対する思いこみ(こいつならやるな、とか)が激しい事に依る、としか言いようがない程不可解だ。

また私の観た味スタでも見られたが、Jリーグでは教条的とも言える厳格すぎるジャッジが多すぎる。我々はプロの試合を観にきているのであって教育の一環で試合を見に来ている訳ではない。いくら基本的にはボディコンタクトが許されない競技とは言えちょっと接触しただけで「ピーッ!」では大いに興がそがれてしまう。激しいつぶしあいとそれをモノともしない強靱な体と能力を誇る者達の試合を見に我々は高い金を出してスタジアムへ足を運んでいるのだ。それをちょっと接触しただけで「接触はダメよ」みたいなナヨナヨなサッカーなら蹴鞠でも見ていたほうが楽しい。そして、もしこのような激しい(ファールすれすれの)プレーに対し「教育的見地から見た場合に子どもへの影響が考えら好ましくない」などという意見を言う者は子ども達にプロの試合など見るべきではないし、世界のサッカーなどはTVでも御法度にした方が良い。私からすればそのようなものを見せた上で我彼の違いを分からせるのが教育というものだと思うのだが。そもそも観客席のほうが余程教育に良くないことばかり起こっている。

少し脱線した。話を戻すと、このような審判が目立ってしまう試合をみれば見るほど、11人対11人で試合をきっちりと終わらせなかった主審は、その理由と責を今以上にきっちりと審判委員で吟味すべきだと思ってしまう。これは、それにより審判が本当に悪質なファールにカードを躊躇する可能性があるという”禁断の実”でもあるのだが、それを差し引いてもこの日本の審判のカード依存症はサッカーそのものをつまらなくしており、リーグレベル向上ののためにも何らかの処置は必要だ。特にスペシャルレフェリーと名の付く”プロ”のレフェリー(SR)にはより厳しい採点の場を設けるべき。もしかしたら協会内部的にはあるのかも知れないが、少なくともSRへの採点は一般にもわかるよう示すべきだろう。そうでないとこのままでは審判の尊厳や威厳は地に落ちたものとなってしまうし、何より日本の過保護とも言えるジャッジメントで育った選手は世界に出た時にとまどってしまい、そして勝てなくなってしまう恐れがある。

更に審判は、その威厳を保つためにカードを持っているのでは無く、そして威厳はカードを出すことで保たれているわけではないことを今一度認識して欲しい。折角の名勝負が台無しになる様をこれ以上見たくはない。




2004年5月1日



ようやく湘南が今シーズン1勝をもぎ取り、そして代表はチェコに勝ってしまった。 この緑の日というなんだか訳の分からん祝日名の日、休日出勤という憂き目にあいながらも、その仕事の記憶などすっぽり抜け落ちてしまうほどサッカーの歓喜に包まれた一日だった。

湘南のこの日の相手は大宮。現在2位と好調。苦戦は予想していた。 しかしどうだ、この日の湘南は。まさにアグレッシブで開始早々から試合を支配し、危ない場面も落ち着いて対処、そして猛攻から柿本のヘッドで1点をもぎ取る(この時クロスを上げた加藤大志は短時間ならU-23代表でも十分通用する)と後は相手をいなしつつ、ゲームセットまで運ぶという湘南らしからぬ試合展開で勝ってしまったのだ。見ていて気持ちの良いサッカーだった。これが毎試合出来れば昇格も夢じゃ無いんだが…。でもとにかくヨカッタ。




初勝利の選手を迎えるサポーター

さて代表のチェコ戦。日本のことよりチェコのことの方が気になった。これでユーロは大丈夫なのだろうか?と。

我々日本人はすぐに自虐的になるので(YAHOOのこの結果に対するアンケートなどもろそれが出ている)、こういう結果になるとすぐに”チェコは本気で無かった”とか、”相手はリーグ戦のさなかで疲れていた”とか、”所詮調整のための親善試合だし”とかもっともらしく理由をつけて自国の勝利をねじ曲げようとする輩がでてくるものだが、逆に日本にしても、タイトスケジュールの自国リーグ戦の合間を縫って遠路を遠征して、なおかつロクに練習もしない中での環境で行ったのだから前述の言葉はどちらにも言えるのである。 そんな逆境下でも勝ってしまったのだから驚いてしまう。そしてそんな日本にホームで負けてしまうチェコの現在の出来を心配してしまうである。あんなDF陣で大丈夫なんか?

ただ、この勝利によって私のジーコ評は変わる訳でもない。この試合も何かまるでトルシエ時の代表がよみがえったようで(形は違うが3バック、長いパスを早めに前線に当てての素早い攻撃。汗かき役のいる中盤によるダイレクトパスなど)2年の月日で何も向上したどころか元に戻っただけである。選手の自由な意志によるサッカーなどという言葉のまやかしに乗って結果はトルシエサッカーと言うのでは、何か大金をどぶに捨てたような気持ちにさえなる。(その他も多々あるけどこれまでもさんざ書いたからここでは持ち出さない)やはり今だ私は解任論者ナノデス。




2004年4月25日

世の中のサッカー馬鹿の大半が国立競技場に向かう時間、私は一人平塚に車を走らせていた。「何でうちだけ同じ時間にキックオフなんだヨー!」などと思いながら、日本対北朝鮮戦の録画を妻に頼んで家を後にしたのだった。

スタジアムのある公園に着くと予想通り人通りが少ない。そりゃそうだよな、などと感じつつゲートに向かうと、その前に見慣れない白黒のシャツを着た人々がいた。しかも何かを訴え署名を求めている。何とヴィッセルサポーター、こんなところまでチームカラー変更反対の署名活動に赴いていたのだ。”今日はクラブの試合が無ければ普通は国立に行きたいだろっ”と驚きながら、同じクラブサポーターとして痛いほど気持ちが伝わり署名に快く応じた。エンジ色は今さら神戸には変だと私も思う。

さて試合。今日はここのところの負けっぷりに選手もサポーターも気合いが入っているのが分かる。選手も開始早々から猛攻をしかけるがサポーターもそれを煽るように飛ばす。「ちょっと疲れてるんで少し休ませて」なんて言ってはいられないぐらいコアな部分はストイックに飛ばしている。

しかしそんなこちらの気持ちと都合とは関係なくいつもの通りあっさり先制される。ほんとあっさり。どのくらいあっさりかって言うと点を決められてたのが気がつかないくらい。まあ、応援が過熱気味だったので少し休んでいて目を離していたというのもあるのだが。

と、その直後某氏より電話が入る。国立では日本先制とのこと。イヤ、こっちは先制されているんですなどと妙にテンションの違う電話でのやり取り。その後も試合終了までいろいろな方から逐一メールやら電話が入り、国立に行けない私に対しありがたい心遣い。電話やメールに応えられなくてスミマセン>ALL。ちょっとこっちはてんぱっていたもんで。

0−1でハーフタイムに入るとすぐさま国立での経過がアナウンスされる。ウオーという歓声。沈んでいたスタジアムがいっとき活気づく。こりゃ後半行けるかも気にはさせてくれた。でも良く考えりゃ鳥栖サポーターも同じ気持ちだったろう。

前半は湘南が攻め鳥栖がカウンターという構図だったのだが、後半は一変し鳥栖が攻勢をかける。いきなりきつい時間が続く。その時もその後も国立での経過を知らせるマイ携帯が鳴っていたようだが全く気が付かず。「そういやどうなっているんだ」とは正直この時間は思いもしなかった。

そんな中、この日何度目かのリスタートからの攻撃が実を結び高田ヤスがヘッドで決める。今年はこのような場合のボールの精度が低いのが問題なのだが、ここはナイスボールをキムが蹴った。エースが決めれば試合は勝つ。そんな単純な構図が頭に浮かんだ。とにかく同点。

だが今年の鳥栖は粘り強い。普通ならこの得点により流れが湘南にくるはずだが、サガンはここから再度攻勢をかける。またもや危ない時間。

それでもこの日はいつも以上にスタンドと選手の一体感があったためか鳥栖の勢いに飲まれず、試合を次第にコントロールし出す。そして逆転。今シーズンはクロスにここまでは全くあわなかった柿本が72分にそのクロスをヘッドで押し込む。FW二人が点を決めた。こりゃ勝ちパターン。誰もがそう思った。今期初勝利は目の前。もはや国立の事など頭からはすっかり抜け落ちていた。世間様には申し訳ないが、もし日本女子が負けたら湘南は勝ってもいいよという条件だったらこの時間は迷わずその条件を選んでいただろう。もはや湘南にとって勝利はたかがリーグ戦の一勝などと言うレベルでは無くなっているのだ。

しかし実際は逆だった。試合終了間際に同点弾をたたき込まれる。またもや勝てず。僕の隣の40がらみのおじさんがその同点ゴールの直前に手を合わせて祈っていたのに。普通見ないよ、おやじの祈りなんて。そのくらい皆"魂"を売っていた。そういう意味で国立を売るくらいの事はなんてことはない。

試合終了後、呆然とするスタジアムに国立の経過が流される。僕の周りは挨拶に来た選手に対し、またもやブーイングも出ないくらいの悲しい無言の表情で迎える。そんな切ない時間に流される本来なら喜ぶべき朗報。なんだかとても複雑な気分だった。タイミング的に失礼だとも思った。またそれを聞いて日本コールを一人でする甲高い声のおばちゃんには殺意さえ覚えた。負けてもいないのに普段の倍くらい惨めに感じた。なんだか日本中から取り残された気分だった。

国立にいる某氏に電話をする。向こうはまだ試合中で失礼かと思ったが、この時間でこのスコアなら勝ちは揺るがないだろう。少し我が身を愚痴る。迷惑をかけました。

車に戻り、車載のTVで試合を少しだけ見る。ちょうどロスタイム。残りは5分。既に角澤アナウンサーの声は枯れている。勝利を確信したサポーターの歓喜の歌声がその画面を通じて流れてくる。それを聞きながらいつもなら一緒に口ずさめるのにこの日の僕はそれはする気にならなかった。あれほど試合前はこの結果を待ち望んでいたのに。モニターに映し出される光景と音声はまるで別の国の出来事のように感じた。

この夜だけは「ニッポン」コールが遠くに聞こえた。




2004年4月21日

U-23代表のギリシャとの試合を見ての率直な感想なのだが、試合を見るたびに松井という選手を評価出来なくなっているのは私だけだろうか?彼には余計なモノが付きすぎていて逆に必要なモノが抜け落ちてしまったような感がある。「無駄に巧い」とも言える。今日はTVで解説をしていたラモスの松井評に大いに同意してしまった。調整試合での出来に目くじらを立てる必要は無いのかも知れないが、私には今の松井はどうしても解せないので敢えてここに短文を残す。




2004年4月11日

グウの音も出ないとはこの事。少し呆然ともしている。そして屈辱の限りを舐めさせられた後ではあまり文章はまとまらない。

川崎は強かった。湘南は弱い。そのことが改めて分かっただけのことだが、見たくない現実を無理矢理見せられてしまった気分で、自失というかヤケクソというか。少し頭を整理してから書こうと思い今日になったが、やはり我が無能の頭脳は未だ混乱するばかり。等々力の悪夢としか今のところは書きようがない。

湘南に新たな光明があるとすれば今年入った大卒ルーキーの村山がここまでのところ素晴らしいということか。さすがユニバ代表キャプテン、新人らしからぬ落ち着きぶりとプレーぶりで、やがては上のランクのチームからも声がかかるだろう。将来はうまくいけば代表も狙える逸材かも知れない。皆さん、ご注目を。




2004年4月4日



桜の季節である。
右の桜は平塚競技場の6ゲートすぐ横にあるソメイヨシノ。誰もが何かしらで一年という時の流れを感じるものを持っていると思うが、私の場合はこの桜がその流れを感じさせるもののひとつ。と同時に、春先に調子の出ない湘南をこの桜にかけて「春まだ来じ」と洒落てみるのも毎年の事だが、今年もやはり「春」はまだ浅いようだ。

それにしても公園内はお花見の家族連れでいっぱいだったが、スタジアム内はこれほどの良い天気にもかかわらず、ホーム側には空席が目立った。反対に札幌側は遠路はるばる来たのか、数多くのサポーターが来襲しており、我々が札幌に遠征したときと比べると雲泥の差。湘南というクラブの地域へのとけ込み努力はJリーグの中でも遜色ないと思うが、その努力もなかなか報われてはいない。お花見の家族連れをそのすぐ横のスタジアムに呼び寄せるには何かこれ以上の何らかの努力が必要なのだろうか。少々遠方の私としては、そんな平塚などあとにして今少し厚木側にでも移転(せめてスタジアムだけでも)しても良いのではないかとさえ思ってしまう。この地域に住んでいる方にとっては暴言かもしれないが。





今年もこれを観ることが出来ました。

試合は寒い地域から来た札幌が先にバテるかと思っていたが、あに図らんや湘南の方が後半30分過ぎから足が止まってしまい、どちらが北国のチームか錯覚するぐらい、暖かかったこの日、札幌の動きは落ちなかった。結果として何とか同点には終わったが、湘南としては勢いのあったうちにもう一点決めておけば勝てた内容だけに悔いが残る。この日も再三、サイドをえぐっての好クロスが上がるのだが、ゴール前でのタイミングがわずかにずれて好機を逃しており、決定力には昨年同様の課題が浮き彫りになってきた。この試合にアマラオは怪我のため出場しなかったが、年齢的にもシーズンを通してのフル出場は難しいだろう彼にこの解決を全面的に期待するのは酷というものだ。そんな現状では従来からのFWとMFだけでこれを解決できなければ未来はない。そしてそのゴール前でのわずかのズレに、このチームの持つ”足りない何か”があるのかも知れない。それを選手も、監督も、そしてフロントもそれぞれの立場で見つけなければいけない。

とにかくこれで今シーズンは4試合終わって4引き分け。良いシーズンになるかどうかはまだ何とも判断できない桜咲く2004シーズンの春である。




2004年3月31日

きっとFW陣はジーコに辞めて欲しいのだろう…。そう信じ込ませるに十分なハズシっぷりだったワールドカップ予選の対シンガポール戦、同点に追いつかれた瞬間、思わず心で拍手をしてしまった。

もう内容がどうのこうのという段階ではない。我々はこの一次予選でまだアウエイのオマーン戦を残しているのだ。この危険性をサッカー協会は認識して欲しい。このまま運良く(まさにこの言葉がぴったりだ)そこまで勝ち抜けたとしても、その10月13日のオマーン戦は、ホームでの同対戦を見る限りそんな”運”だけでは勝てないだろう。現在の戦況を見た場合、もし負けたら日本のワールドカップはそこで終わる可能性は十二分にあるのだ。もはや一日の猶予もならない。少なくとも暑さ対策ぐらいはきっちりと出来る人物なら誰でも良い。暑さと時差でふらふらな選手ばかりが出続ける代表など2度と見たくない。

更に試合後の中田の発言も気にかかる。”気にかかる”というのは、その内容では無く、話っぷりがまるで他人事のようだからである。彼はまるで自分がその一員でないかのように話している印象を受ける。まるで評論家のような口ぶり。(形だけかも知れないが)キャプテンなのに「俺は違う」とでも言いたげだ。しかし、もし彼が一員だと自覚していたとしても、少なくとも画面を通じて見たこの日の彼のプレーからは、その緩んだ雰囲気を巻き戻そうとする意識と気迫は感じなかった。逆に妙に饒舌だった事さえも何故かおかしく思える。果たして彼はキャプテンとして適任なのだろうか。

いずれにしろ今の代表は心から応援出来ない。そんなことはこれまで無かったのに…。




2004年3月27日

諸事情により京都への遠征に行けず、そんな時に限って日本中晴れまくり、オマケに湘南は優勝候補のホームで10人になってから追いつくという、誠にもって「行きたかった」的な試合展開をテレビで見れば、まあそんなもんだと我が身を呪うこの週末だった。

そんな中、あまり注目されないが個人的に気になったニュースがある。今年の天皇杯開催スケジュール決定の報である。

今までのJリーグシーズンオフを待って開幕となったこれまでの本戦スケジュールと違い、 1回戦は9/23開幕と早く、J2勢も10/10の3回戦から、J1勢も11/13の4回戦からと、 まさにシーズン中に試合が組まれることとなった。これによりこれまでの開催時期から言えば致し方ないモチベーションの下がった試合は少なくとも4回戦までは減るであろうと思え、見る方からすれば喜ばしい改革である。

また、Jリーグ勢は必ず初戦は相手ホームで試合を行うことも原則的に決まったようだ。そして、試合時期から言ってもこれまで降雪等で開催が難しかった北国での開催もこの日程では可能となった。これらから、1・2回戦から戦うアマチュアのチームは地域に限らずホームで試合を行うことが可能となり、勝ち抜けばそこにプロチームを向かい入れ試合を行うことが出来る。これはそのクラブのみならず地域にとっても1・2回戦を勝ち抜く大きなモチベーションとなるであろうし、なかなかプロの試合を見る機会の無い地域へのサッカーの普及という意味に於いても意味のあることではないか。

確かに、この新しい日程でもまだ問題は抱えている。
例えば、5回戦開催日はリーグ戦終了時期と一部のチームを除き時間が空きすぎの感もあるし、 開催時期から言ってJリーグ勢で終盤優勝争いや降格争いをしているクラブはその5回戦を手を抜く可能性もある。
だが、これらを鑑みても、この案はこれまでの日本最古のカップ戦というには寒々しい雰囲気のあった準決勝までの試合を大きく変える可能性のあるものであり、その効果は期待できるのではないか。

また、私のようなJ2クラブのサポーターからすれば、昨年のように4回戦で全く両チームと関係の無い地域での開催は無くなり大いに嬉しい。(ああ、鳥取…) このように今回の開催要旨は全体的にこれまで懸案となっていた事項をかなりの範囲でクリアする歓迎すべき改革である。

あとは出来れば5回戦まではどちらかのホームで行うようにして欲しいのと、(難しいのは承知で書くが)日程さえ許せば1回戦からFAカップのようにホーム&アウエイの戦いにしてもらえればより興味は湧くと思うのだが如何だろうか。

さて、日頃代表強化に於いてはさんざ文句をたれている私だが、この天皇杯の件といいプリンスリーグ創設に象徴される若年層の育成改革といい、女子サッカーへの力の入れようといい最近のJFAの矢継ぎ早の思い切った改革は大いに支持できる。

これらは川渕会長が就任してから行われたものであり、まさか偶然であろうハズはない(そんなことをいう言う人はいないだろう)から、彼の手腕に寄ることが大きいと言える。 JFA会長というのは確かに代表の強化も大きな仕事の一つだが、将来への強化、そして何よりサッカーの普及ということもそれにひけを取らないほど大きな仕事である。そして、後の二つに対しては、これまで歴代の会長が手をつけようにもつけられなかったものも含まれ、規模からしても大きな(私から見れば良い方向への)改革に着手しており、その辣腕ぶりはさすがの一言である。

どなたでも仕事を持ち、社会で働いていれば分かることだと思うが、どんな小さなコミュニティでもこれまであった組織やら習慣やらを変えようとするのは想像以上のパワーがいることである。そしてそれらを一つでも動かすだけでもオオゴトだと思うのだが、このように複数の軸に渡って改革を進めるというのは並大抵の事ではない。大概は誰もがそうした方が良いと思っていることでもしがやみやら利権やらでなかなか変わらないのが世の常なのである。
これらを考えると私は川渕という人物を、いくら代表の監督の選び方に疑問を感じても、ややこれらの推し進め方が独善的だと思えても、代表"命"な感覚が見え隠れしても、その功績は否定出来ない。いや、むしろこれらを総合すると支持出来る。

だから、例えジーコが辞めざるを得なくても、例え代表がワールドカップに行けなくても、「川渕ヤメロ!」などという意見には現時点では与みせないのである。




2004年3月19日



終わってみればあっけない幕切れだったオリンピック予選。前回、ここに書いたことプラス雨、おまけに低温とくれば、これで勝てなければいつ勝つのだ?ぐらいの好条件。しばし「サッカーは何が起こるかは分からない」とは言うが、それも大概は”何も起こらず予定調和的に終わる”からこそ強調され言われるのであって、今回も結果からすればまさにそんな予定調和な終わり方だった。やはり強い方が勝つのである。

ただ、その予定調和を導き出すのは国際試合に於いてはサッカーに対する国力だと、 今回の予選を通じて改めて感じた。





沸く勝者と去りゆく敗者。

まずは、1年半前からチームを立ち上げ、他の国がうらやむような豪華な遠征に次ぐ遠征、そして強豪国との相次ぐマッチアップと至れり尽くせりの強化策。長期計画による計画的な若年層強化と投資。そしてアジアで最も成功しているプロリーグの存在。どれも他のライバル国にはないものばかりである。

また、過去10年来の一連の強化策が実り、今やアジア随一のサッカー強国となったことに伴う政治力のアップ。これにより(端からみれば)いとも簡単に負担の少ないダブルセントラル方式を勝ち取れたこと。

そして、そもそもこの事を可能にすることの出来る日本の経済力、またその経済力をサッカーという競技に向かわすことを導き出した諸先輩の情熱力。これらを考えれば(ここまでの道のりは平坦ではなく時間もかかりすぎだが)今、日本サッカーがアジアで勝てない方がおかしい。

いずれにしろ、(当たり前だが)以前の実力がなく政治的にも弱かった日本では到底この予定調和は導き出せなかっただろう。そして、この予選を勝ち抜いた事により、少なくともアジアサッカー界での日本の影響力は強まる事はあるにせよ弱まることはない。逆に、もしバーレーンなどに出場権をかっさわられていたら、せっかく積み上げたこの地位が不安定になるやにも知れず、アジアのパワーバランスに影響が出るところであった。そう考えるとこの勝利は政治的にみた場合の方がスポーツ的にみた場合よりも遙かにその価値が大きいものなのかも知れない。

及び、書き添えれば、前述の背景があるにせよ今回の調整にあたった平田専務理事がこの大会の陰のMVPであろう。対中東策に関しては(ダブルセントラル方式の導入合意の素早さ等)素晴らしい根回しぶりだった。以前、当サイトで彼をこき下ろしてしまったが、自らの不明を恥じ入るばかりである。お詫びしたい。

まあ、何にせよ良かったヨカッタ。そんな言葉が思わず出てしまう、喜びより安心の気持ちの方が上回った今回のオリンピック予選であった。





2004年3月17日

まさかここまで盛り上げてくれるとは個人的には予想外だったのだが、とにかく あと一試合でオリンピック代表が決まる。まさに最終決戦、「絶対に負けられない 戦いがそこにはある」(by TV朝日のムカつくキャッチコピー)状態である。

ただ、冷静に考えれば日本は相当に有利である。得失点差がバーレーンに比べ4もあり、地の利(ホーム)があり、対戦相手はほぼ可能性がないモチベーション低下中のUAEであり、 しかもこの相手は日本ラウンドの2戦目に全てを賭けたが負け、その結果疲れ果てたチームである。この状況下で日本がUAEに勝てないようでは、そもそもオリンピックに出る資格などないだろう。

そして対抗馬のバーレーンにはプレッシャーという敵が新たに出現している。
いくらここ2試合調子が良く、運命の試合の対戦相手が既にオリンピック出場に可能性のないレバノンだとは言え、バーレーンにとっては初めてのオリンピック出場を賭けた一戦である。これは相当の緊張感があるはずだ。しかもこのプレッシャーを彼らと言わずバーレーンという国家自体がはね除けた経験を持っていないのである。これ(=歴史と言い替えても良い。)を持たない国にとって、そのプレッシャーはどのくらいのものかは先のフランスワールドカップ予選の我が国を思い出せば容易に想像できると思う。(もちろんオリンピックとワールドカップはその重みが全く違うが。) 果たしてバーレーンはそれに耐えられるのだろうか?しかもかなり高いハードルを越えなければならないのだ。

かくして私はバーレーン人の背負ったものが昨日までとはその重みが違ってきていると想像し、それはこのハードルを越えるのに相当足を引っ張るのではないかと考えている。この想定が正しければ、バーレーン対レバノン戦はどちらに転ぶにしろ大差はつかない。つまりは日本はUAEに勝てばいいのだ。そしてその可能性は(願望も含め)前述の条件ならとても高いと思うのだが、果たして…。




2004年3月14日





9100人超の笠松競技場。

おかしいな、と思ったのは常磐自動車道路那珂インターを降りた直後だった。スタジアムまでの一本道が前回来たときより遙かに渋滞している。出発時刻を間違え、その遅れを挽回するために愛車に鞭を打ち、高速をすっ飛ばしてここまで来て、ようやくキックオフに間に合うかも知れないと思った矢先なのになんなんだこの渋滞は? 前回遠征時はここから先はスムーズだったハズなのに…。

しかも何故かどの車も笠松運動公園を目指しているかのように私の進む方向だけがちっとも動かない。そしてその疑問はスタジアムに近づけば近づくほど不安感に置き換わっていく。明らかにこの渋滞は笠松運動公園に向かう人々によって作られている。これまで想定したこともないような人の数がこの日のJ2オープニングゲーム、水戸対湘南を見に向かっているのだ。

それにしても、既にキックオフ時間も過ぎているのに、時間を読み違えた私以外にどうしてこんなにも多くの人がスタジアムに向かおうとしているのか? サッカーと言えばキック前に大半が入場しているのが通例。しかも見ると皆水戸ナンバー。これは明らかに普段サッカーを見慣れていない"近隣の人"がキックオフ"ぐらい"にスタジアムに向かおうとしていることを示す現象ではないか。どうやら水戸の1万動員作戦(要はタダ券による動員)は成功したようだ。おかげで出発時刻を間違えた私は、キックオフを過ぎているというのにスタジアムを目の前にしながらイライラしながら駐車場の入場を待っている羽目になる…。



指折り数えたJ開幕戦、私はこのようにして笠松陸上競技場で迎えた。しかも前述の理由によりキックオフから30分遅れの私の2004シーズン開幕戦である。

とにかく、この日の笠松には驚いた。前回訪問時は3000人程度だった入場者数が、いくら開幕戦とはいえ3倍とは! 相当タダ券もあったようで、どう考えても普段サッカーを見ているとは思えないような方が大勢おり、試合中のスタンド裏の売店は賑わい、通路は四六時中人が行き交い、そして僕らの応援を物珍しそうに遠くから見ている人多数と、何とも落ち着かないスタジアムだった。そしてそんな初めて水戸の試合を見た人が果たして何人、次の試合を見にこの競技場を訪れてくれるかは大いに不安になるような水戸の出来だった。

試合は我が湘南の一方的な内容でで、攻める湘南、カウンター(といっても希だが)の水戸という様相を呈す。特に後半水戸のマルキーニョが、2枚目のイエローで退場となるとこの傾向は顕著になり、これで引き分けとは湘南から見れば負けに等しいと言っても良い。方や、水戸の攻めはことごとく湘南の安定したDF陣に押さえられチャンスらしいチャンスは無く終わり、初めて水戸のサッカーを見た一見さんをリピーターにするには辛い内容となった。

しかし今年の湘南もやはり得点力不足が課題か?とか専門誌に書かれそうなぐらいあと一歩が届かない。昨年よりはサイドチェンジも多く、バックパスは減り、何よりキムグンチョルがチームの中心として機能し始めている。しかしトップでの連携とゴール前での競り合いにどうしても勝てないという昨年と同じ傾向がこの試合では出てしまった。

元KING OF TOKYOのアマラオはやはりうまいが、まだ周りとかみ合っておらず、彼のところでキープが出来てもそこに対する他の選手のアプローチが遅く、またアマラオ自身も スピードの無さが目立ち、もどかしいばかりの攻めであった。ただ、前線での守備でもアマラオは手を抜かないばかりか一番早く危険な場所へポジションを移しており貢献度大で、その意識の高さを他の若手はもうちっと見習うべきなのではなかろうか。

試合は結果的にはドローで終わり不満と不安が入り交じった空気がスタジアムを覆った。そしてその空気のまま帰る道は行きにも増して大混乱していた。

何せ球団史上初めての9000人台が一斉に帰り始めるのだ。しかもその大半は車であるため、スペースだけはたっぷりとある(とにかく広い!)のに出口が一カ所だけという困った作りの駐車場から出るのは難儀で、私の車も試合後1時間は駐車した場所から微動だにしないという混乱ぶり。こんな事に慣れていない(であろう)水戸のスタッフとわずかばかりのボランティアでは収集出来ないのも仕方がない面もあるが、数多く詰めかけた初心者の方々はそんな事は思ってはくれまい。私はその後新たな門をスタッフが解放したため運良く"たった一時間”で脱出に成功したのだが、もしあの門が解放されなかったら私を含め数多くの人がいまだにあの駐車場にいたかも知れない。
ちなみに入場時には、開幕恒例のJリーグノートももらえず(たぶんもっと少ない数しか用意しなかったのだろう)、コレクターとしてはがっかりしたのも書き添えておく。次週のホームは早く行くことにしよう。とにかく(試合内容も含め)なんだかバタバタした開幕戦だった。

ついでと言っては何だが、埼玉スタジアムでのオリンピック予選。試合はテレビで見ただけだが、何となくロサンゼルスオリンピックの対ブラジル戦を思い出した。(立場は逆だが。あの時のブラジルのメンバー、今考えても凄いネ) "This is football." というところか。
しかしこれでもまだ首位なのである。それを忘れてはいけない。それほど落胆することは無い。チームが少し混乱している様子が見えるのは心配だが、つまるところ後2試合を勝てばいいことである。どちらにしろ若い彼らには最高の経験だろう。がんばってここを乗り越えて欲しい。





2004年3月12日

今宵はJリーグ28チームのサポーター全てが平等な唯一の夜。
明日という日を持ち望んでいる希望の夜。勝利の歌を口ずさみながら。

だが、明日の今ぐらいは半分のサポーターは悲しみと怒りに浸る。
今年もダメかも知れないとの思いを抱きつつ。
それでもシーズンは始まったばかりと慰めながら。

だから今宵は素敵な夢を見よう。
明日は酷い一日になるかもしれない。
だからこそ今宵は夢を見よう。
素晴らしいシーズンに思いを馳せながら。

いよいよ明日、我らサポーターにとって、長く、遠く、苦しく、そして心躍る"シーズン"が始まる。




2004年3月07日

昨日はゼロックスを見に国立まで出かけた。スタジアムは3月だというのに思いの外寒く、90分で決着が着かなかった時にはどうなるかと思ったが、あっさりPKで決着とのアナウンスがあり、何故か安心したりする。とにかく寒かった。
試合そのものはシーズン前の大事な時期ということでセーフティなプレーが目立ち大味だったが、シーズンの始まりを告げる前夜祭としては十分楽しめる試合だったと思う。





PKを見守る両選手。

さて、出場した両チームについてだが、まず、ジュビロはかなりチームが出来ていると感じた。特に藤田が戻ってきたことで名波がより"支配者"ぶりを発揮しており、中盤でのボールと人の動きはいつシーズンが来ても良いぐらいの出来で、マリノスを圧していた。守備力も同様。後はFWとの連動性だけかと思うがこれも時間の問題で修正出来るであろう。ちなみに福西の攻撃的MFは面白いアイデアだと思う。彼から前戦の中山に出たパスなど秀逸。(強風で思ったよりボールが流れてしまったが)選手があまり代表にも取られていないことを考えると優勝候補筆頭と考えて良いだろう。

方やマリノスはそのDF力は松田が復帰したことで昨年以上と感じる。但しFWのコンビネーションが取れていない。アンジョンファンと久保のコンビは二人とも代表に取られることを考えると機能するかどうかは疑わしい。また、この試合に限って言えば両サイドの攻撃は昨年のような切れは見られず、ドゥトラは仕掛けがことごとくジュビロに塞がれ、 佐藤に至っては印象さえ残らない程。あと1週間で開幕というのにこの出来という現状を考えると、少なくともファーストステージはこのシーズン当初のレギュラー陣での練習時間の少なさが致命傷となる可能性がある。

さて、ゼロックスが終わればいよいよJリーグが始まる。優勝争い等の予想は後日書こうかと思うが、なんだかんだ言っても期待高まるシーズンインである。今この時期がどのクラブのサポにとっても期待高まる最も幸福な時期かも知れない。今年はどんなシーズンになるのか。大いに期待したい。




2004年3月06日

たぶん一番の山場だったと思われるアウエイでの対UAE戦、久々に代表関連で緊張しながら試合を見た。そして気持ちの入った良い試合だった。

特に今回は那須の頑張りを讃えたい。DFより攻撃が好きなセンターバックとあの茂庭(この日の茂庭は湘南時代に良く見た姿だった、笑)携えながら、苦しい時間帯(前半30分過ぎ)を含めカバーリングを気にしながらきっちりと相手を跳ね返す姿は、岡田氏のマリノスでの指導の賜物だと言える。決して派手ではないがDFで一番重要な安定感と確実性にこの日は秀でており、黙々とDFの仕事をこなす(そうまさに"こなす"という表現がぴったり!)のを見て、そう簡単にUAEも点は入らないナとTVを見ながら私に感じさせてくれたのは彼の存在だった。この試合のキーワードは”我慢”だったと思うが、その我慢を最も忍耐強く実践していたのが彼だったとも思う。早く疲労を回復して日本ラウンドもがんばって欲しい。

もちろんあそこで詰めていた高松や、もはやこのチームのエースでもありダイナモでもある田中も素晴らしかった。特に高松。”もうちょっとトリニータでも大事なところで点を決めろよ、その前にレギュラー奪え返せよ!”と大分ファンの友人が申しておりました、ハイ。確かに前シーズンのトリニータではFWは彼より吉田の方が印象深いし…。

とにかくこれで数字上及びシチュエーション上もだいぶ楽になった。ただ、何処に魔物が潜んでいるか分からないのが予選。山本氏の試合後の涙は少し気になるところだが、日本に帰ってからもきっちりと仕事を"こなして"欲しい。




2004年3月04日

対レバノン戦、まずは4点を取っての完封勝ちでヨカッタヨカッタ。

ただ、強行日程の疲れのせいか、はたまた長い芝生のせいか、前戦の選手が味方ボールホルダーに対してゴールに背を向けながら立ち止まって足下にボールを受けたがっているシーンが目立ち、遠征直前の親善試合で感じたダイナミズムをこの試合でもあまり感じなかったのが不安だ。引いた相手にスペースが無いのは分かるのだが、それは想定範囲なハズであり、それを打破するためにももっと中盤からサイドに素早く展開し、揺さぶる攻撃がもっとあっても良かったと思うのだが。

また、力量差から日本側はボールを保持出来るため、一人一人がボールを持ちすぎるのが目立つ。妙な余裕ぶったプレーが多いと感じる。あげく、出すところが無くなり無用なバックパスや怖い横パスが目立つ。相手あっての試合であり、なおかつタラレバは禁句だが、敢えて考えてみると、相手がもっと上のレベルだったらこの日の日本はどうなっていただろうか?かなりひやりとするシーンが多くなったのではないか。

そして、やはりパスのズレも相変わらず目立ち、これまた疲れや芝のせいからなのかは気になるところ。どちらにしろ、このままではアウエイで戦うUAE戦は少し心配ではある。

とはいえ、バーレーン戦と同様、ボランチの二人は守備面で貢献度高く、彼らを中心とした中盤でのプレスも最後まで効果的に効いており、また、攻撃参加時のタイミングの良さ、守備への戻りの早さといい、2人とも心臓部としての役割は十分果たしており、このようなチームの芯がしっかりしているのは頼もしい限り。アクシデントが無い限りぶさいくな試合はしないだろうと安心もしている。また、この日の石川は着実にこのチームの良かった頃のダイナミズムを作り上げており、彼が今日のように動き回れればかなり勝利に近づけると思う。逆にトゥーリオのロングフィードの不正確性は何とかして欲しいところだが。

さて、後一試合が最大の難関、敵地でのUAE戦。接戦が予想されるが、金曜のこの試合でもまた山本監督のトルシエ似のガッツポーズを見たいものである。出来れば試合終了後も。




2004年3月02日

音楽隊のヘタウマ国家吹奏、ガラガラな中東のスタジアムに響く現地邦人の声援、、同じく観客席にいる金持ちそうな王族、、試合後に何故か必ず演る吹奏楽隊の演奏、夜中に一人で見ている荒い国際映像、そしてやっぱりNHKの落ち着いた中継、ああ、これこそが最近のミーハー乗りな国内の代表戦には無い正しい最終予選の観戦姿。オリンピックやワールドカップの華やかさの裏にある真のキビシサみたいなものを感じさせるこの雰囲気はやはり痺れる。アテネオリンピック最終予選であるUAEラウンドの初戦の日本対バーレーン、久々にこのキビシサと雰囲気を堪能した。

結果ドローだったが、この厳しい予選の中で初戦に勝ち点1を取れたのは大きい。 同じようにワールドカップ1次予選の初戦を戦ったフル代表は勝ち点3を取ったが、このオリンピック代表の方が内容的にもまずまずで、少なくともブーイングはすべき内容では無い。むしろ次をがんばれと激励したいぐらいだ。 オリンピックにしろW杯にしろアジア予選を簡単に勝ち抜けるなんて思ってもいないので、初戦であの内容でしかも今後のスケジュールを考えるととりあえず勝ち点1を取れたのはOKではないか。逆にフル代表は勝ち点3を取っても内容が無さすぎるので今後が心配なのだ。(くどい?)

細かな事を言うと問題点も見える。全体的にパスミスが目立ち、これは最近調子が良かっただけに自信過剰気味な雰囲気があるためなのかも知れないとは感じる。(特に松井はまた悪い癖が…)

また、平山が少し競り負けているのも気になる。このようなレベルの真剣勝負になるとちょっと厳しいのかも知れない。高松は如何なのだろうか?

その他、山瀬がイマイチかなとか、DFラインでの相手の縦への動きに対しての一対一の対応の遅れが目立つだとか、トゥーリオの上がりが多すぎて秘密兵器になっていないだとか 、応援でのチンチン鳴っている鐘の音は格好悪いし少しうるさいなぁと感じてしまったりとかするのだが、彼らのサッカー(ボールと人との次々と動かして、早い攻めで崩す)はある程度やれていたので、何にも感じられなかったフル代表の勝ち点3より遙かに安心出来、次につながる勝ち点1だと私は感じてしまう。ついに始まったオリンピック予選、あと5戦を大いに期待したい。




2004年2月27日

朝日新聞のオピニオンでジーコ氏擁護の署名記事が掲載されたかと思えば、日経新聞では大住氏がジーコ氏の早期更迭要求の論を張る。他の一般紙も論者がそれぞれの考えを述べており、この状態はまるでサッカー先進国のようである。暗黒時代を支えたサッカーファンの諸先輩方は(現状の代表に対し余裕さえあれば)この状態に涙さえ浮かべるのではないか。あの頃ではスポーツ紙でさえ考えられなかったのに今では一般紙まで代表監督問題で揺れるとは!、と。

そんな昨今話題沸騰のジーコ監督の是非を巡る議論だが、この議論、少し強引な見方をすれば両陣営とも意見が一致している部分が実はある。

解任論は要約すれば、”既に一年半も様子を見た上でのあの試合内容。。あれで監督としてのジーコ氏の不適任さは既に明らか、よって解任すべし”というのがその論旨の中心。

擁護論も同じくまとめれば、”確かにこの前は酷い試合だったがまだ結論を出すのは早い。今少し様子を見るべきだろう”というのがこちらも論旨の中心。

この両論を比べると、要は判断の時間軸を何処に持っているかによって意見が分かれているだけで、今この時点でのジーコ監督を、名将だとか、さすがだ!とか、誰も積極的に現状を肯定していないことが分かる。(これは彼の自由路線の問題に対してはより顕著で、程度の差はあれ修正は必要というのが両派とも一致している。)

つまり、誰からも今時点で代表監督としてベストとまでいかなくともベターだとも思われていないのだ。あとは、この後の伸びしろ量の検分差と、その論者の悠長さの度合い(もしくはジーコ崇拝の係数)とで 解任か続投で分かれているだけである。(一部はこの一年半を無かったかのように思っている方もいるようだが。例えばこの方。

そのようなどの方面からも未だに監督としての確固たる評価を得られない人物を代表監督に据えてあの厳しい予選を戦おうとしているのが我が国の現状なのである。これこそアジアを舐めているとしか言いようがない。

そのような中、当の本人が突如再来日した。さてその意図するところは…?意味深な行動である。




2004年2月20日

久保のシュートが決まった瞬間、歓喜の渦にいながらも 心の隅で次の言葉と共に絶望感も広がっていくのを感じた。 ”これでまだ、あの酷いチームと監督は存続する”。 冬の夜での埼玉スタジアムはその寒さがいつも以上に身にしみた。

それにしても酷い、いや最悪の試合だった。 いろいろ書きたい事はあるが既にあちこちのサイトで 諸先輩方が諸処諸々書いている(今回は頷ける論旨多い!)ので今更やめるが、 その結論は日経での大住良之氏と同じで、「この状況は全てジーコ氏にある。 改めて彼の解任を望む」ということだ。
後任…?
今ならそれが例え加藤久氏でも受け入れたい心境だ。




Road to Germanyが始まった。

ただ、一つ書いておきたいことがある。

中田ヒデや川渕"チェアマン"が「ハーフタイムでの観客からのブーイングに心外」と複数から報じられており、それはどうやら事実のようだが、これに対してはあの場にいたサポーターの端くれとしては大いに心外である。

少なくとも93年・97年を経験したサポーターは予選が苦しいなんてのは百も承知。それを知った上でのブーイングでもあったことを理解出来ないのだろうか。

私は例え点が入らなくとも、その内容が約2年という歳月をかけて作り上げたチームとして納得出来るものであったのならブーンイングなどしなかった。 だが、この前半を見て、その時間が全く無駄だった事を思い知らせれ、それに対して、この体制に対して、そして何よりジーコ監督に対してのブーイングである。 また、選手に対しても明らかに動けていない事は、例え遠距離”通勤”だろうが言い訳が聞かない。そのふがいなさに対してのブーイングでもあった。

しかしあんなやさしいブーイングで文句を言うぐらいなら中田は余程イタリアで甘やかされているのだろう。一度J2の試合でも見に来て欲しいものである。

それにしてもこの体制が続く限り1次予選からスリルとサスペンスは堪能できること請け合いとなった。この試合だけはきっちり見て一次予選のあとの試合は適当に流そうかと考えていた私の心を見透かしたかのようで、とてもじゃないが流せなくなってしまった。JFAもいつまでも私の心を掴んで離してくれないようだ。



誤報を見出しに掲げる号外。

最後にバカなマスコミの一例を。
試合後浦和美園駅にて号外をもらったのだが、驚いたのがその見出し。
「日本、W杯へ好発進!」
きっと校正記者は今まで余程酷い試合しか見たことないのだろう。同情を禁じ得ない。





2004年2月17日

いよいよW杯予選が始まる。

前回、「ドイツなんか行けなくてもいいもんね」などと ホザいていたが、やはりこうして試合が近づくと、一次予選とは言え気持ちも高ぶる。
例え、監督が戦略や戦術を何も持っていないアホだろうが、サッカー協会会長が横文字や舶来モノを何でもかんでも格好いいと勘違いしている80年代バブル式オヤジだろうが、 選手が「ヤッテランネエヨ」と態度ではなくプレーで意思表示を示そうが、そんな地に落ちた代表にさえ期待をしてしまう自分はアホか。

しかも埼スタなどという誠にもって私には優しくない立地での開催に、会社を早退し、諸般の事情により泊まる宿さえ確保してまで駆けつけてしまうときては 我ながらその騙されっぷりに呆れてしまう。

ただ、今回は「負けたら…」と妙に期待してしまうところも実はある。その辺りが過去のWカップを見る眼とは少し違うシニカルな部分である。理由?それはもちろんジーコ氏の監督としての無能さを証明して欲しいという悪魔的な気持ちからであり、そこから導き出される監督解任という動きに伴なって今の日本代表にまつわるモヤモヤ部分を消し飛ばして欲しいという半ば自虐的な気持ちからでもある。

さて、明日はどういう試合になるかだが、私は1−0もしくは2−0での辛勝と見ている。 いや、オマーンがあの韓国戦のままだとすると3−0でも辛勝といえるかもしれないが、予選はさすがに別物であり、どちらも(精神的にも肉体的にも)ガチガチになり凡戦という結果が予想されるからである。最悪のパターンとしてはオマーンが先に1点を入れた場合であり、この時は負けを覚悟しなければならない。何せ、重圧のかかる(であろう)予選を戦ったことがあるのは中田一人という編成である。焦りから打てども打てども入らないということも想定されるのだ。

更にジーコ氏の代表ではそんな中から打開打開できるような戦術は期待出来ないのは皆さんご存じだろう。ともかく相手に先に1点をやったら最悪だ。

私としては、予選という結果が全てのものに対して本来はおかしいのだが、今回は”勝てばいい、内容は問わない”というスタンスでは無く、今後の代表及び日本サッカーのためにも内容も皆さんに吟味してもらい、酷ければブーイングの嵐を浴びせて欲しいと思う。 もちろん、素晴らしい内容なら賞賛の拍手も惜しまないで頂きたい。例えジーコの代表が気にくわなくても彼らは我らの代表なのだから。




2004年2月14日

ここのところの日本代表関連の試合ラッシュを、私は現場では1試合も観ず、 最初の3試合はTVで観戦、最後のイラク戦に至っては録画も忘れ、 ニュースでのゴールシーンを見るのみといったていたらくぶりなのであれやこれや は書きたくは無いが、やっぱり気にはなるので書く。(笑)

先日のA代表のイラク戦に於いて、ネットでの各種感想を読むと、多くの方がブチギレ状態のようで、 余程酷い試合だったようだが、出ているメンバーから推測するに何となく理由は分かる。 それは、これもまた多くの方が指摘しているが「モチベーション」の問題だろう。

強行日程で朝にヨーロッパから帰って着た中村俊輔を20分間とはいえ使うところを見ても 一部選手のレギュラー固定は確実で、サブ組とおぼしきメンバーがどんなにがんばろうと 、レギュラーが怪我でもしない限り先発出場は難しいのが今のジーコ日本だ。
選手としては、合宿で連携をいくら高めようと、それにろくに参加もしない選手が帰ってきて いきなり”ぽん”と試合に出てはやる気も起きない。

サッカー選手というととても「おとな」のような錯覚も覚えるが、まだ20代の青年の集まりである。
いくら代表とはいえ、人間若いうちは自分に過剰に自信があるのがため(特に彼らはチームではレギュラーでもあるし)、 逆にどうしても我慢や辛抱が足りない。これは仕方の無いことだ。逆にこの年代で人間が出来ている方が怖い。 そんな集団に上辺だけの競争などさせても全くのマイナスである。

本来なら、監督というのはこのような集団に、例えレギュラーが決まっていようと それを言葉や態度でオブラートに包み、サブの選手の上に上がりたいと言う意識を燃えさせ、選手層を厚くし戦う集団にするのが その大切な業務のハズだが、ジーコはこの”大切な業務”に必要なマネージメント能力が足りないというのが顕著に分かったのが 昨日の試合であろう。何と言っても選出選手発表時にレギュラーを言ってしまうような監督である。サブに入った選手は 参加する前からおまえは紅白戦要員だと言われているようなものだ。

私はとっくにジーコも今の代表も諦めているので(心の片隅でドイツに行けなくても仕方ないとさえ思っている)、 今年初観戦のW杯予選である対オマーン戦も醒めた目で見ると思う。 無論、内容が酷かったらブーイングはきっちりさせてもらうが。

オリンピック代表に関しては、トゥーリオの「松田状態」は大変面白いが、いつかカウンターを食らって失点というのも 面白いかな、とこれまた醒めた目で見ている。

昨年も湘南と試合をする際にDFに於いては彼の「凄さ」を味わった事は無く、その能力については 未だ?なのであるが、山本氏はオリンピック代表に無い彼の「闘争心」を買ったのだという。

ただそれだけのために彼を代表に招いたのなら、氏も相当マネージメントに苦労しているのだな、と察しがつき 同情の感も持つが、あの後先考えない上がりを早いとこ修正しないと、どこかで取り返しのつかないことになる と、私は不安感も増幅させている。

こちらの山本監督はマネージメント面では前任のトルシエ氏をまね、レギュラーを決めずに競争意識の中に 常に選手を於いておく手法は理解できるが(トルシエの最も優れたところはこのマネージメント能力だと思う)、 自分の戦術にあった選手を本当にチョイスしているかどうかということは大いなる疑問点である。

トゥーリオに関して言えば、氏のチームで採り入れたラインDFのような相当バランスに神経を使う戦術に向いているのかと 言われれば、この数試合を見る限りに於いてはNOである。 まさか話題性だけで選んでいないとは思うが、彼が入ったことでDF陣の動きはバラバラになりがちで、 周りの選手が振り回されているようにも見える。 しかもいきなり「頭キタ!」といった感じでしょっちゅう上がられてしまうのであれば もうボランチも含めバランスも何もあったもんでは無い。今のところDFは山本監督チームのDFでは無く 「チームトゥーリオ」のDFである。これでは連携も難しく、チームとしてはいずれ破綻が訪れるだろう。

果たしてそんなトゥーリオを本番までの短い期間で「チーム山本」として修正出来るのか、 その中で彼の持ち味である攻撃参加をブレンド出来るかが、彼の監督としての正否にかかっている。 いつの間にか山本氏はトゥーリオと心中するような環境に追い込まれているのかも 知れない。しかし私はトゥーリオと心中するようなオリンピック代表など、大事な戦いを前にしたこの時点に於いては チームとしてのまとまりにとってはプラスには働かないのではないだろうかと思う。

どちらにしろ、あまり期待はかけられず、したがって観戦に気の進まない昨今の代表戦なのである。




2004年1月29日

この記事を読んで 日本サッカー協会ってなんだ?と思った。1月25日の報知新聞の記事である。
特に次の言葉には言葉を失なった。

”「超一流選手を日本から輩出することを考えれば、足を引っ張っているのはクラブ側」と断言する日本協会関係者も。”

報知の記事を鵜呑みにするのも相当危険だが、もしこの発言が本当にあったのなら Jリーグを代表養成機関としか考えていないバカが協会におり、彼らは 各クラブの試合にお金を出して試合を見に行っているファンの心なぞ 何にも理解していないと断言でき、悲しい気分になる。

この問題はヨーロッパのクラブチームが良く使う「誰が金を選手に払っているか?」 という問いかけと同じで、それは言うまでも無くクラブであり、その観客であり、サポーターである。 故に選手はクラブが望むのならそこに縛られるのは仕方ない。 だから海外組がW杯前の大事な合宿にもろくに参加出来ず、試合直前にしか戻って来られないのも仕方ないと考える。 ある意味それで負けたとしても、それはヨーロッパという遠方に選手を送り出すという方針を日本サッカー協会が 指向したために起こりえる問題な訳で、日本サッカーのためによかれと思ったことが短期的には裏目に出た結果 なのかと理解出来る。(納得はしないが)

問題なのは、同じクラブという範疇なのに海外のクラブにはこの「誰が金を払っているのか」 理論にロクにたてつけないにもかかわらず、 国内のクラブには半ば強制を強いるような選手拠出をするようなダブルスタンダードな協会の感覚である。

例えば、同じカテゴリーではないが、昨年末、残留争いを繰り広げていた最中の大分から、 強硬にU−22代表合宿に高松を招集しておきながら(結局怪我ということで高松は帰ったが)、 更に大事であるはずのW杯予選では直前のセリエAでのリーグ戦を消化させた上で中田を ギリギリでチームに合流させるという、大分とボローニャ、それぞれに対しての扱いの違い。 国内と国外とではまるでクラブに対してのおもいやりが違う、言うなればダブルスタンダードな考えを持ってしまっているのである。 Jのクラブ関係者からすれば、それこそ差別的であり、本来庇われてしかるべきの協会こそクラブやリーグを 潰しかねない相手と見えてしまっているのではないだろうかか?

このような協会の国内クラブに対する尊大な態度を許すその一因には、代表のためならいわゆる”サポーター”も 納得してくれるはずと思いこみもあるのではと思う。だが、私はそんな「代表のために全てを捧ぐ」的な時代はこの日本でも いよいよ過去のものになりつつあると感じている。

例として最近の代表戦のチケットの売れ行きが芳しくないことを挙げたい。 これは元来代表を応援し続けてきたコアなサッカーファンになればなるほど、 今では各Jクラブの事が第一で、適当な相手との親善試合などという興行には高い金を払ってまで見に行こうとは 思わなくなってきていることから起きている現象だと推察する。

無論、代表のみを追いかけるいわゆる”代表ファン”や、ムーブメント的に発生するミーハー層も、 これまでの代表の試合においてはかなりの割合を占めていると考えられ、またいささか代表の試合に 食傷気味な雰囲気があることも原因にあるとは思う。 が、更に考えると、このような平日開催でしかも有名どころでない対戦相手との試合を観にいくのは 普段からサッカーを見ている層が中心であろうと思われ、その多くは今や普段からJリーグを見ている層とも 重なるとも推測されるのだ。

その彼らの行動やお金の使い道のプライオリティ順が、かつての代表>クラブからクラブ>代表に移行していることを このチケット売れ行き状況に感じるのである。私もそんな一人である。

もし我がクラブの選手が代表への招集(あり得ないが、笑)により、 何らかのアクシデントに見舞われ、それによってクラブが1部昇格の絶好の機会を逃す可能性が あるのならその招集には反対する。こちらはまさにクラブの生死がかかっているのである。 大事な時期に親善試合や単なる合宿ごときに邪魔され、それによる”クラブの死”を もたらされる訳にはいかないのである。

このような論拠が曖昧で故にかなり強引な推測でしかない事なので、邪推と思われる方もいらっしゃろう。 そうであればそうで今度はこの代表人気凋落の原因を別の角度から探し出さなければならない。 この辺りは今後の日本サッカーのためにも深く追求してもらいたい。

また、更に言えば、他にも最近の日本サッカー協会には納得出来ないことが多い。 例えば、女子サッカーオリンピック杯予選の抽選者にアイドルを起用してみたり (幾ら女子サッカーが人気が無いと言ったって、そんな事やって普及や強化につながるとはとても思えない。 無駄な金使い。バレーをみれば分かると思うのだが。)、 相変わらずの発言力の無さでアジアチャンピオンズリーグの日程を変えられず (平田氏が来て何か上積みになったことあります?)、 結果的に横浜Fマリノスに無理を強いる日程を組ませたり、(その上で、更に有力選手を 規定方針通り代表に半ば強制的に代表合宿や親善試合に参加させるのは如何なものか)、 そもそもジーコが……と理解に苦しむ事ばかり続いている。

無論、川渕体制になり、プリンスリーグ創設などによる若年層の強化体制などプラスに進んだ面も十分承知はしてるが、 トップ(代表やJリーグ)に関しては、もしかしたら、いやたぶん、 今のサッカーファンのムーブメントと協会の考えが、大きくずれているような気がするのだ。 それともこれは私だけが感じているズレなのであろうか。 もしそうでなければそれが今後大きな問題になる気がする。 冒頭のような発言をする輩が本当に協会にいるようでは…。




2004年1月13日

Jリーグ1部は来期より現状の16クラブから18クラブに増える。そのために増える2枠を巡って 2部クラブとの入れ替え制も絡んで焦点になっていたが、今日の鈴木チェアマンの発言を聞いて がっかりした。この案では間違いなく今年の1部はつまらなくなる。

時事通信の報道によれば、J2の上位2位までが自動昇格し、3位のクラブがJ1最下位クラブと入れ替え戦を行う案が現行では有力との ことで、氏曰く「J2の4位がJ1で互角に戦えるかは疑問。」というのが理由とのこと。だが、それを言ってしまえば 、18クラブ化によるJ1のレベル低下の方が遙かに心配だと思うのだがそちらは懸念していないらしい。

今回、そんな皮肉を言いたいがためにこの文を書いているのでは無く、何より私が憂うのは、この方針によってもたらされるであろう、 優勝争いクラブ以外のモチベーションの低下によるリーグの魅力の半減化とそれによる観客動員等に対する悪影響である。

私は別に2部クラブサポのひがみから言うわけではないが、1チームしか2部落ちの危機のない (しかも自動降格でない)リーグ戦では、早々に中位クラブは上下どちらにも目標が無くなり、モチベーションを落とし、 その結果中だるみした試合を延々と続ける可能性がある。

昨年までのリーグ戦は優勝を争うクラブ同士と、1部生き残りを賭けるクラブ同士の熾烈な争いが見られ、 いわば一粒で2度おいしく、そんな背景を抱えながらの16クラブがそれぞれのグループのウイナーになるべくリーグ戦を戦い、 そのシチュエーションが我々を痺れさせた。だが、この案だと少なくとも今年の降格を争うクラブ数は減るだろうし、 降格に対しそれほどシビアにはならずに済んでしまい、どちらにも絡まない(もしくはどちらかが絡まない)クラブのカードが増え、 よって興行的には魅力も興味も半減してしまうだろう。

むしろ、チーム数は変化せず普段より1チーム昇格枠が増えた2部リーグは上位への争いが例年以上に増すことは 必死だが、そんな2部を盛り上げて1部を盛り下げるような馬鹿な案など、その興行主が出すモノとは思えない。 せっかく順調に客足も伸びてきている我が国トップリーグの現状に水をかけるような愚案である。

私個人としてはリーグ全体の興行を考えれば今回はJ1の下位4チームとJ2上位4チームのプレーオフが 公正だと思う。チェアマンの言う”互角に戦えない”戦力ならば、その結果は自ずとでてくるだろうし、万が一 実力に劣る戦えないクラブが一部に上がったとしてもそれは18クラブ化による弊害によるモノであり別問題である。

チェアマンの興行主としての姿勢に期待したい。




2004年1月3日

あけましておめでとうございます。
年頭は例年通り天皇杯決勝観戦にいって来ました。天皇杯決勝をして、”今年の始まり”と称するメディアをまま見かけ ますが、私はどうもこの言い回しには違和感を覚えます。 確かに日付的には04シーズンですが、気持ち的には1年の締めくくりという感の方が 強いからです。

まあ、そんな事はどうでも良い事ですが、とにかく今シーズンもこの試合を含め無事 サッカーを観戦できた我が身の環境に感謝しつつ国立に赴いたのでした。今年もよろしくお願いします。 そして全ての方に幸ある一年であることを祈ります。





最後の最後はジュビロでした。



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