タイトルからして日本はこれから下山の思想を持つべきだ、なぜなら...という論旨が全ページに渡って繰り広げられるのかと思ったらさにあらず。どちらかというと著者の最近の出来事に関してのエッセイ集に近い。タイトルに惹きつけられて読むと少し肩透かしかも。
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期待しないで手にした一冊だが読み応え充分の作品だった。人間が生きる過程に於いてつきまとう矛盾と不条理をそれぞれの役柄や出来事に投影し、"生きる事の意味"を誠実に求める主人公達との対比によって物語全体で人生そのものを描いており重厚感もある。そしてそれらをより際立たせるように散りばめられている実業家神津の放つ言葉が心に染みる。と言って内容が別に説教臭い訳でもなく一流のアドベンチャー小説としても十分楽しめるのは著者の力量だろう。登山を趣味としている人のみならず山に興味のない方にもお勧め。たぶん山に登りたくなる。
今年も今日で終わり。
本当にいろいろあった2011年。
ということで毎年恒例の個人的サッカー5大ニュース。
■五位
レイソルの躍進
とにかく驚いた。まさか優勝するなんて。
CWCでのパフォーマンスも良かった。
■四位
なでしこジャパン、W杯優勝
これまたともかく驚いた。まさか優勝するなんて。
その後のメディアと一部ファンの手のひらを返したような対応には少しヘキヘキするが。
■三位
復興マッチでのカズのゴール。
これには感動した。カズはまさにこの国のKINGだと思った。
あそこであれを決められるというのは才能とかそういう問題じゃない。
■二位
町田のJ2昇進!
これは感慨深い。良くぞここまできたもんだ。
まさに為せば成る、為さねばならぬ何事も、の最高の事例だと思う。
■一位
湘南のダメ過ぎパフォーマンス。
これにはがっかり。言うべき言葉もない。
でも反町さん、本当にお疲れ様でした。
来年は何もない良い年であるように。
一週間前と違い等々力緑地は閑散としていた。フロンターレの試合ではないので名物のちゃんこ鍋屋を始めとした屋台村はないし、そもそも公園を歩いている人が少ない。見かけるのは赤いサンタ帽を被った湘南サポーターだけである。
ゴール裏の湘南サポーターは示し合わしたかのように(示し合わせたのだが)、その多くがサンタ帽を被っていた。クリスマスイブの準々決勝、めったにないチャンスとばかりに皆さんクリスマス仮装行列。もちろん僕もサンタ帽(2個で100円!)を事前に購入しキチンと着用。この日は被っていないほうが恥ずかしいぐらいのゴール裏だった。
試合は結果的には次に進めない敗戦という結果に終わったが、内容的には今シーズンベストの戦いぶりを見せてはくれた。しかしワンチャンスをモノにした京都とそれをモノに出来なかった湘南の差がこの結果になり、しかも前2戦も全く同じスコアと内容という屈辱の上塗りまでオマケについた。
そんな結果だったが、田原と臼井の(結果的に)ラストゲームという事もあり、最後はそれぞれがハンドマイクでゴール裏に向かって挨拶をし、こちらも同じく退団する反町監督がゴール裏に向かって深々とお辞儀をして去っていくという少し感動的な試合後で、湘南サポーターの多くがしんみりとしていたのが印象的だった。もちろん僕もその一人だ。
試合後は武蔵中原でケーキを買って帰る。せっかくのクリスマス、負けた夜とは言え楽しく過ごさない手はない。家に帰り一年のお疲れを家族と互いに慰労した。
とにかくこれで11シーズンは終わった。湘南的には失敗の一年だったが、この失敗を来季に引きずらず、逆に糧にするようになって欲しい。それにはまず監督人事を早々に終える事。噂される方がどんな人物か僕は知る由もないが、出来る事なら今の攻撃的なチームをよりブラッシュアップするような方が良いと思う。守って押し切るのはこのクラブには合わない。
久々のビッグフラッグ。
技術では劣る湘南はこの日はいつも以上に泥臭く粘り強く守備をし、ボールを奪う。しかしながら、自力差から簡単にそれをかいくぐられ、シュートもやたらと打たれた事も多々あった。だが、川崎の今年の最大の病である"決定力不足"に助けられ、湘南は逃げ切りに成功。決勝点を奪ったのが等々力に愛着深い高山というのも何かの縁だろう。そえにしても川崎はジュニーニョに変わる新エースを見つけないと(出来れば2人で一人は快速系が良いのでは)来年も相当に酷い事になるのでは。
しかし、次(準々決勝)も等々力競技場というのは、明らかに川崎勝つと踏んでの日本サッカー協会の意図だったのではないか。だからこの勝利は彼らにとっても誤算そのものではないだろうか。その意味ではザマーミロJFA!である。
またコレにより私のクリスマススキー旅行も泊まりから日帰りに変更。これは私にとっては嬉しい誤算である。
7268人を集めての対讃岐戦、とんでもない負け方をしない限り昇格確定の町田ゼルビア、この日はスタジアム全体が祝祭会場だった。
その祝祭を更に盛り上げるようにチームも2-0で快勝。特に2点目は今シーズンで引退を表明した星大輔が決めるという、なかなか演出がかった内容だった。
しかしそれにしても2時間半前に行っても駐車場に入れないというのは来季を考える上で問題。J2相手では比べ物にならないアウエイサポが押し寄せるであろうが、あの交通不便のスタジアムでは多くのサポが車で来るだろう。その時どんなパニックが!と思うと今からゾッとする。クラブ及び町田市はスタジアム整備もいいが、それと同時に(有料でも良いから)駐車場の大幅確保を真剣に考えた方が良い。「電車・バスの利用を呼びかけて」なんて甘すぎ。最寄り駅のないスタジアムなのだから、誰も率先して公共交通機関などは使わない事を想定したほうが良い。でないと、スタジアムに誰も行きたくなくなる。
ともかくこれで来季は22クラブでのJ2リーグという構成が(ほぼ)決まった。いよいよJFLに降格もあるというドキドキものの来季が今から楽しみでもあり、そして怖い。
町田ゼルビアが敵地で高崎を0-1で破り4位以内を確実にし、J2への昇格をほぼ決めたらしい。しかも決勝点を決めたのが苦労人の酒井良選手とは何というめぐり合わせ。選手の皆さん、サポーターの皆さん、フロントの皆さん、おめでとうございます。

しかしゼルビアがここまで来るとは10数年前は正直思わなかった。それほど劣悪な環境でもあり、期待もされていなかったとも思う。私が最初に見に行ったのは98年頃なのだが、その頃はまだ東京都1部。いや、もう少しで2部に落ちそうなとても弱いチームだったのだ。それがついにJリーグ入り。何とも感慨深い。
ここまで来るには実に多くの方の努力と苦労と想いがあったハズ。もちろん現在のフロントやサポーターも本当に頑張ったのだろう。ただ、僕はあのどうしようもない時代にこのクラブに情熱を傾けていた人もいたことを知って欲しいという想いから、敢えてこの喜ばしい日に昔話を書きたいとおもう。
僕のイメージというか記憶の中では、90年代当時のフロントや町田サッカー協会、ましてや選手にも、どうしてもJに上がりたい!という機運は無いように思った。そもそもクラブとしての何を目指すのかといった目標がまるで無いに等しかった。強いて言うと有ることが重要というような中途半端な体勢。むしろ外部のごく一部の人達の方が熱かった。
その中でもAさんとK君。この二人は特にそうだった。
Aさんは、最初は単なるサッカー好きとして、「自分の町にあるサッカークラブを観に行く」という、とても当たり前の事としてゼルビアを観に行っていたようだ。しかし観に来ているのは関係者を除けばいつも彼と彼の奥さんだけ。そうこうするうちに、チーム関係者から声をかけられ(かけ?)、いつのまにか都リーグの運営をする方に回っていた。
更にはその傍ら「町田ゼルビア」というクラブが存在するのだという事を、ネットを通じてアピールもしていた。実は僕もそのHPでクラブの存在を知り、試合を見に行ったぐらいだ。それでも観客は自分を含めて2人だったりという事も日常的だったのだが、それでも彼はほぼ毎節通っていた。もちろん最初に太鼓を叩いて声を出して応援したのも彼だった。だから彼こそが最初の町田ゼルビアの"サポーター"だったと思う。
そしてK君、かれはそのAさんが仕事の都合で町田の試合に関われなくなったぐらいから猛烈にチームをまさに"支え"た。
試合がある日はチームに水や食料等を差し入れ、もちろん応援もする。その費やした時間と金は半端無いだろう。そしたらいつの間にか今度はチームを支える立場、つまりはフロントに入り、ついには事務部門を取り仕切る事までやっていた。関東2部時代などは少ない運営部門としてオフィシャルグッズなども売っていたりして、その当時、久々に試合を見に行った僕が驚いたぐらいだ。もちろん、本業ではない。全てがボランティアで、ある。
彼はその後、JFLに入る直前まではフロントに手弁当で在籍していたが、やがて諸事情ありクラブに関わる事を辞めてしまう。これも町田ゼルビアというクラブが大きくなることによって仕方ない出来事だったのかも知れないが、ここまで町田が来れたのも彼の功績があったからこそだ。誰もJリーグ入りなんて本気で考えていなかった頃から彼だけはJリーグ入りを真剣に考えていたのだ。
その他にも僅かではあるが当時の町田を何とか強くしようと考えていた人達がいた。その多くの人たちとは既に連絡も取れないし、今現在ゼルビアのこの快挙をどう思っているかはわからない。だが、きっとどこかで今日のこのニュースを密かに喜び、そしてあの当時を懐かしがっているに違いない。皆さん、おめでとう。
最後に、下の写真は99年にホームの上の原広場(野津田陸上競技場をひと山超えたところにある。現在は改修されもう少しマシになった)で東京都一部リーグを闘うゼルビアの写真である。土のグランド、観客のいない環境、今もどの県のリーグ戦でも良く見る風景である。
しかしここが町田ゼルビアの原点なのだ。あの当時、ゼルビアは誰にも見向きもされない小さな小さなクラブだった。野津田競技場で試合をするなんて夢のまた夢だった。いつ無くなってもおかしくない草サッカーチームだった。
だから今、もし自分の町で応援する小さなクラブがいかにトップリーグから遠く及ばなくとも、それを応援することを決して諦めてはいけない。いつかは到達出来る。熱い奴らがいればきっと。僕はそう思う。なぜならそれが『Jリーグ』なのだから。
おかげでJ2の昇格争いは大混戦となり、鳥栖・徳島・札幌のうち2チームの昇格が最終戦で決着するというJリーグにとっては最も望んでいた形となる(それぞれのサポにとってはたまらないだろうが)。少しは日本サッカーの盛り上がりに寄与したかな、と自虐的に構えるくらいしか、この試合の意義は僕には見い出せなかった。
数日前に反町監督の退任、アジエルの退団がそれぞれアナウンスされた。その為、別れを惜しんで(何も目標のない試合だが)多くの湘南サポが詰めかけるか、と思ったが、蓋を開けてみれば、札幌サポーターの来場者の多さばかりが目につく結果だった。確かにホーム最終戦ということもあり、湘南サポもそれなりには来てはいたが、メインスタンドの1ゲート自由席が完全に埋まらないなど、まだ昇格に望みがあった時期に比べれば明らかに客数は減っており、これだと、将来像が見えない来季が思いやられる。
アジエルの退団は悲しい事だが、昨今のコンタクトプレーへの弱さやペナルティエリア内での技術の衰えを見るにつれ(コスト的にも)致し方ないかな、という気もする。しかし、6年も湘南の為に頑張ってくれた選手、しかもその"湘南"になってからは間違いなく最も偉大な10番だった選手だ。彼がいなければ2年前の昇格はあり得なかったであろう。本当に湘南にとっては「神の子」だった。だからこそ退団のセレモニーは少し切なかった。また、終了後に最後列を寂しく一人歩く反町監督の姿も何か物悲しかった。
とは言え、この"反町湘南"も天皇杯を含めればあと最低2試合は見ることが出来る。僕は最後までスタジアムで見届けようと思う。それが、あの暗黒時代から天国を見させてくれたこの"チーム"への感謝の印として、サポーターの出来る最善の事だろうから。
まだシーズンは終わってはいない。
最後はアジエルの胴上げでホーム最終戦は終わりました。
カシオのGPS機能付きのデジタルカメラをひょんな事から手に入れたので、早速奥多摩の鷹ノ巣山山行で使ってみました。
このカメラ、写真が撮れるのは当たり前なのですが、GPSによるナビゲーション機能が付いており、液晶モニターで自分の居る位置が分かるのです。これが非常に山中では心強い機能で、今自分が目標地点に対してどの辺りまで来ているか、道は間違っていないか、方向は正しいか、などを即座に確認出来るので複雑な山道でも安心して歩けます。
但し、本体だけではそこまで詳細な地図は表示されず、地域別の山地図ソフトの入ったSDカード(写真の記録媒体にもなります)を別途を買わないことには詳細ルートが表示されないため、少々その分コストがかかります。(一地域4千円程度、)これが少しマイナス面ではあるのですが、それでもあの安心感を買うのであれば、と考えると安いのかも知れません。
今回はあまり説明書を読まずに山に入ったのでナビ機としての活用のみでしたが、歩行軌跡ログの保存や地図上に撮った写真を表示出来たりもするようなので、更に使い込んでみようと思います。
もちろん、ナビ専用の機器ほどの性能はないと思われますので、完全に代わりになるかと言われれば...ですが、カメラという機器に付属している機能としては文句なしで、荷物を多くせずにも済み安心感を買えるということで、特に山の初心者にとってはお勧めできるカメラなのではないでしょうか。
因みに一番心配していた電池の持ちは、普通に撮影をしながら、たまに位置確認をするぐらいでしたら全く問題はありませんでした。またカメラとしての性能も望遠も10倍あり、コンパクトカメラとしては十分です。
ヤマレコにその詳細を記載。以下がそのURL。参考になるならば是非。


